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〔勃起障害・ED〕


概要病気症状原因診断
治療予後合併症情報書籍
 

この疾患の概要です

 勃起が弱くなったり、勃起を維持できなくなり満足な性的接触ができなくなる状態を〔勃起障害〕とか〔ED〕といいます。

 本来、勃起は性的な刺激を受けて自律神経が働き、陰茎海綿体に血液が流れ込むことで起こります。

 なんらかの原因で、海綿体に十分な血液が送り込まれなくなると勃起が起こりません。


 EDの原因には「機能性ED」と「器質性ED」とがあります。機能性EDは精神的なもので、器質的EDは陰茎に関係する血管の異常などが原因となるものです。

x  男性が性的接触を行うとき、陰茎が勃起することは非常に重要な要素です。

 しかし、肝心なときになって、陰茎が勃起できない、あるいは十分な時間にわたって勃起が維持できないために、満足な性的接触が行えない状態が〔勃起障害〕ということになります。


男性生殖器の図

 この病気については 〔男性特有のがん〕 の項目でご説明しておりますので、そちらを参照してください。

 このページでは、特に重要な男性特有の病気について概説しています。


 〔ED〕に悩む人は、先進国の男性の1割ほどいるとされ、加齢により増加する傾向があります。

 〔ED〕が起こる原因には、心的なものと〔糖尿病〕や〔うつ病〕などの病気に起因するものとがあります。

 また、〔ペロニー病〕と呼ばれている陰茎が曲がってしまって性的接触がうまくできないものもあります。

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どんな病気ですか?
〔勃起障害・EDという病気〕

 EDは、勃起障害や勃起不全であり、性的接触に臨んだ男性の勃起機能が低下するために「いざ、性的接触というときに、十分な勃起やその維持ができないために、満足な性交が完遂できない状態」といえます。

 EDは全く勃起しない状態ばかりではなく、勃起するまでに時間がかかったり、勃起が継続できなかったりなどで、満足がいく性交に至らない場合も含みます。

 また、勃起できない状態により、軽症、中等症、完全型などがあります。

 EDは、日本などの先進国の男性に多いとされ、40~50代以降の男性の半数が悩んでいるとも言われています。

 原因は、ストレスなどの心理的要因と糖尿病や高血圧などの疾患などによる場合があります。

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どんな症状ですか?
〔勃起障害の症状〕

 EDの症状は、簡単に表現するなら「性欲があるのに、十分に勃起できない」という主観的な問題です。

 このこと自体が大きな問題ですが、それにより、苛立ち、自信喪失となり、ますます深刻な状態になってしまうことが大きな問題となります。

〔国際勃起機能スコア〕

 勃起障害は主観的な問題なので、完全に客観的な基準などないのですが、これを定量化する方法として「国際勃起機能スコア(IIEF5)」というスクリーニング方法があり、治療や治療効果の判定などに使われることがあります。

 最近6か月の性交時の状態を評価してスコア化し、その値により判定します。性交の試みが1回もない場合のスコアは0(ゼロ)となります。

 この基準は、25点満点で、ご自分のスコア値が21点以上なら正常、20点以下の場合に、勃起障害があるとされ、専門医の診療が勧められます。

国際勃起機能スコア
Q1 勃起を持続する自信の程度はどれくらいありましたか? 5点:非常に高い

4点:高い

3点:普通

2点:低い

1点:非常に低い

Q2 性的刺激による勃起の場合、何回挿入可能な勃起の硬さになりましたか? 5点:毎回またはほぼ毎回

4点:おおかた毎回(半分よりかなり上回る回数)

3点:時々(半分くらい)

2点:たまに(半分よりかなり下回る回数)

1点:全くなしまたはほとんどなし

Q3 性交中、挿入後何回勃起を維持することができましたか? 5点:毎回又はほぼ毎回

4点:おおかた毎回(半分よりかなり上回る回数)

3点:時々(半分くらい)

2点:たまに(半分よりかなり下回る回数)

1点:全くなし又はほとんどなし

Q4 性交中に、性交を終了するまで勃起を維持するのはどれくらい困難でしたか? 5点:困難でない

4点:やや困難

3点:困難

2点:かなり困難

1点:ほとんど困難

Q5 性交を試みたときに、何回満足に性交ができましたか? 5点:毎回又はほぼ毎回

4点:おおかた毎回(半分よりかなり上回る回数)

3点:時々(半分くらい)

2点:たまに(半分よりかなり下回る回数)

1点:全くなし又はほとんどなし


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原因は何ですか?
〔ED:勃起障害の原因〕

 勃起障害は、決して治療不可能な病気ではなく、ED治療薬などにより改善することが可能な病気です。

 EDの原因には、大きく分けて「心因性ED(機能性ED)」「器質性ED」および「混合型」とがあります。

勃起障害の原因
心因性ED(機能性ED)  心因性EDは、陰茎自体に問題はなく、精神的なプレッシャーやストレスなどが原因となって起こる勃起障害です。

 朝の起床時の朝立ち(生理的勃起)や自慰による勃起は問題なくできるのに、パートナーの前では勃起しなくなるタイプです。

 性交のはじめには勃起するものの、途中で中折れしてしまうことや、コンドームを装着しようとすると萎えてしまうなどの症状がでます。

 初めての性交がうまくいかず、その体験を引きずるものや、長期間にわたり性交していなかったことでうまく出来なかったもの、定年後などで性欲そのものが減退してしまったために勃起できなくなるなどのタイプです。

器質性ED  気質的EDは、性交したい気持ちは十分あるのに、神経や血管などの身体的問題があって、勃起させる機能自体に障害が起こっているタイプです。

 この場合の個人差はあるものの身体的に機能が減退しているために、朝立ちがなく、自慰を試みても勃起が起こらなくなります。

 この症状が起こる原因には生活習慣病が大きく関わっていて、不規則な食事習慣や運動不足、喫煙、暴飲、休養不足などが遠因となります。

 器質性EDの原因となる、具体的な生活習慣病には次のものなどがあります。

 ・心臓や血管の病気
 ・高血圧症
 ・糖尿病
 ・男性ホルモン低下
 ・老化
 ・前立腺手術後下半身麻痺
 ・うつ病や抗うつ薬の副作用

 これらの原因病の中で、高血圧症は動脈硬化により、陰茎への血流が抑制されるためと考えられます。糖尿病では、血管や神経が侵されて血管が硬化する他、性的刺激による血管の膨張が妨げられ血流が抑制されます。

 健常者に対して、高血圧や糖尿病の患者がEDになる程度が非常に高くなるとの報告があります。

 ・前立腺疾患患者…4.80倍
 ・糖尿病患者………2.88倍
 ・心臓病患者………2.82倍
 ・精神疾患患者……1.98倍
 ・高血圧患者………1.79倍
 ・消化管潰瘍患者…1.10倍
 ・高脂血症患者…0.98倍

混合型ED  混合型EDは、複数の要因が重なり合って発症するタイプで、心因性と器質性の両方の原因が混在してEDの症状が出ます。

 このタイプには、糖尿病や高血圧症などの慢性疾患が基礎にあるものが多くみられます。


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診断はどうやりますか?
〔ED:勃起障害の診断〕

 勃起障害の検査や診断には多くの方法があります。一般に、診断結果を基にして、安全にED治療薬などの服薬ができるかどうかなど、改善のための治療方針がたてられます。

 具体的に実施される検査・診断方法は次のようなものです。

EDの検査・診断方法
問診  問診により、患者の悩みの内容や程度を確認し、原因を探ります。

 問診表の回答結果もみて、患者の勃起能力の判断材料にします。

一般検査  採血や心電図などの一般的検査を実施し、安全にED治療薬を服薬できるかどうかを検査します。

夜間陰茎勃起試験  睡眠中に周期的に勃起が起こっているかどうかを検査します。

 1mm刻みの目盛りのついた巻尺をペニスに巻いて使います。

 就寝前と就寝後に目盛りが拡がっていれば、寝ている間に勃起があったことが分かります。

 周囲の長さが2cm程度大きくなっていれば、十分な夜間勃起があったと考えられ、この場合には、器質性EDではないと考えられます。

 この方法は、エレクトメーターという商品名などで発売されていて、簡単・便利ですが、勃起の有無は確認できても、残念ながら硬さについては分かりません。

人工勃起試験  陰茎海綿体に勃起作用のある薬剤を注入して、勃起できるかどうかを検査します。

カラードップラー試験  ドップラー超音波機械により、陰茎の血流を測定し、勃起に関係する血管系の異常の有無を検査します。

DICC  陰茎海綿体に造影剤(DICC:パパベリン)を注入し、陰茎内の血管の異常の有無をチェックします。


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治療はどうやりますか?
〔ED:勃起障害の治療〕

 勃起障害は古来より男性の大きな悩みの原因でした。そのようなことから、多くの治療法が開発され実用化されてきました。

 最近では、バイアグラやレビトラ、シアリスなどの優れた医薬が開発され勃起障害に悩む多くの男性が利用しています。

 勃起障害の治療法には「薬物療法」「カウンセリング療法」「勃起補助具」「注射療法」および「手術療法」があります。

 それぞれに特徴がありますが、最近の医薬の進歩が著しいことから、現在では使用されなくなった方法もあります。

〔ED:勃起障害の薬物治療〕

 1998年、欧米で勃起障害治療薬として画期的な医薬「バイアグラ」が発売されました。

 日本では1年後の1999年から発売されています。

 この医薬は勃起障害に悩む多くの男性にとって福音ともいえる価値がありますが、使い方を間違うといろいろな問題も引き起こすことが知られています。

 EDは治療不可能な病気ではなく、多くの場合に医薬で改善できる病気ですから、人知れずただ不安を抱えていないで、適切な薬物療法を用いる方法があるのです。

 現在、処方されるED治療薬には、「バイアグラ」「レビトラ」および「シアリス」などがありますが、一般市販薬はありません。

 現在、一般市販薬はありませんが、以下のように処方されるED治療薬などがあり、必ず医師の指導の下で使用することになります。

 ・バイアグラ
 ・レビトラ
 ・シアリス

 性的興奮が得られると陰茎の海綿体平滑筋が弛緩し、血液が一気に流入して勃起が起こりますが、これはペニスにとって大きな負担となります。

 身体は陰茎の負担を軽減しようとして5型ホスホジエステラーゼ(PDEtype5)という物質を作用させて勃起を鎮めようと働き、これにより勃起不全が起こるのです。

 PDE-5はほとんどがペニスのみに存在する物質です。

 バイアグラやレビトラなどの勃起治療薬は、このPDE-5の発生を抑制する作用を持っていて、勃起が起こるようにしています。

 これらの医薬はPDE-5のみに作用するので、安全性も高く口から服用できるので手軽でもあります。

 これらの処方薬は、有効ですが、もともと陰茎に血液を集中させる作用のある医薬であり、血圧の上昇など身体への無理な負荷がかかる可能性はあります。

 一般的な副作用として、気分が悪くなったり、頭痛や消化不良などが起こる人もいます。

 特に、心臓・血圧・その他の循環器系の疾患を持っている男性や、重度の肝障害のある男性、網膜色素変性症の男性が使用することは極めて危険であり、禁忌です。

 心臓に疾患がある男性が無理に使用すれば、血圧低下のために死亡することがしばしば起こります。

〔カウンセリング療法〕

 勃起障害の原因が心的問題である場合には、カウンセリングを受けることで改善される場合があります。

 第三者に悩みを聞いてもらい、適切なアドバイスを受けることで性生活の環境を整えることができるからです。

 カウンセリングには次のような三つのケースがあります。

勃起障害のカウンセリング
性的接触の時間の調整  仕事の関係などで、自分自身とパートナーとのスケジュールが合わない、性的接触の時間がとれない、昼間の性的接触や場所へのこだわりなどを指導されます。

性的接触の考え方の調整  性的接触はこうあるべきだというような固定観念を払拭するカウンセリングです。

 女性が自分から誘うのは恥ずかしいとか、女性の生理中の性的接触の考え方などの指導を受けます。

性的接触の環境調整  実生活の場面で、子供がいることなどが性生活の障害であるとき、夫婦二人でホテルにでかけるなど、どのように工夫して性的接触の場ができるかなどの環境調整の指導をうけます。


〔勃起補助具療法〕

 陰圧式勃起補助具という勃起補助具があります。

 奇妙な補助具ですが、機能性ED、器質性EDのどちらにも効果があり、有効率80%、安全性90%といわれています。

 性的接触の直前にペニスをプラスチックの筒に入れ、付属のポンプで空気を吸引して陰茎を勃起させます。

 その後、シリコンのゴムを陰茎根部に装着して、陰茎が勃起したまま血液を止めた状態にするのです。

 この方法は、一度機器を購入すれば、いつでも使用できる利点はありますが、装着に10分位はかかること、陰茎への血液を止めてしまうので30分以上の装着ができないこと、機器を使用するということで雰囲気を壊したり、不自然さがあるなどの欠点があり、あまり普及はしていません。

 現在、日本の厚生労働省が許可したものには、ペトコ、リテント、VCD式カンキの3商品がありますが、ペトコは製造元が撤退し、リテントは輸入代理店が倒産したため、VCD式カンキのみが入手可能です。

 価格は1~2万円くらいです。

〔注射療法〕

 勃起障害の注射療法とは、陰茎海綿体内注射といって、海綿体を拡げて勃起させる医薬をペニスに直接注射する方法です。

 この治療法は確実な効果は期待できますが、注射による苦痛や、不快感、性的接触直前に注射しなくてはならないなどの使いにくさがあるため、バイアグラなどの治療薬の普及により、現在ではほとんど使用されることはなくなりました。

〔手術療法〕

 医薬の使用をはじめ、どのような治療法もなく、しかも性生活をしたいという男性の最終的手段が、外科手術による方法です。

 外科的な方法には、さまざまなものがありますが、これらはあくまでも最終手段であって、決して好ましいものではありません。

 ・プロステーシス移植手術
 ・血管外科手術(動脈性EDの治療)
 ・血管外科手術(静脈性EDの治療)
 ・男性ホルモン補充
 ・陰茎形手術

勃起障害の手術療法
プロステーシス移植手術  陰茎プロステーシス移植手術には、大別して「インフレータブル型」と「ノン・インフレータブル型」という2つの方法があります。

 これらの手術はとても大掛かりな手術であり、あくまでも他の治療法が見つからないときの最終手段です。

 手術によりペニスを勃起させ、性交をすることができます、女性を満足させることはできますが、本人の快感を高めたりオーガズムを得ることはできません。

 もしも、この手術を受けると、多少でも残っている陰茎海綿体の機能は完全に破壊されてしまい、手術に失敗してももう二度と元に戻すことも、他の治療法を受けることもできなくなります。

 また、手術費用はとても高価です。

血管外科手術
(動脈性EDの治療)
 動脈性EDは、陰茎海綿体への血液流入量が不足することで起こる勃起障害です。

 この障害を引き起こす具体的な動脈名は、内陰部動脈、陰茎背動脈、海綿体動脈の三つです。

 動脈性EDの治療は、外科的手術により血液流入量を増加させる方法です。

 この手術では、骨盤内の太い血管が狭窄して血流が悪い場合は、バイパスやカテーテルにより狭窄部を拡張する方法がとられます。

 また、抹消動脈の閉塞が原因の場合には、陰茎の血管のいくつかを繋ぎ合わせる手術となります。

 この方法では、陰茎亀頭への過剰血流などの問題を合併する可能性があるので注意が必要です。

 比較的若い年齢層の人が怪我などで勃起障害になっているときには適していますが、高齢者の動脈硬化などが原因の勃起障害には適しておりません。

血管外科手術
(静脈性EDの治療)
 静脈性EDは、流動動脈血は十分に供給されても、勃起時に陰茎から静脈に流出する血液を抑制する静脈系の閉鎖機能が十分に機能しないために起こるEDです。

 この方法は、静脈から流出してしまう血流を抑制するために、陰茎静脈系の一部を切除したり、塞いだりする手術です。

 この方法では、身体への負担も少なく、バイアグラなどの勃起薬が不要になります。

 ただし、長期間的には、別な静脈が発達して再発することがあります。

男性ホルモン補充  加齢により男性ホルモンが減少してくると、性欲が低下したり、勃起しにくくなったり、射精がうまくできなくなり、オーガズムに達しないなどの障害が現れてきます。

 このような、加齢による勃起障害に対しては、男性ホルモンの補充で改善できることがあります。

 男性ホルモンの投与は2~3週間に1度の割りで筋肉注射して行われます。

 男性ホルモンの補充は、不安障害、神経障害、睡眠障害など多くの精神的障害や関節痛や筋力低下などの肉体的な障害の改善にも効果があるので、心身の機能回復とともに性機能の回復も期待できる優れた方法です。

 一方で、副作用として、前立腺癌や多血症、睡眠時無呼吸症候群、肝障害などの障害を誘発する危険性があるともいわれます。

陰茎形手術  陰茎形手術とは、生まれつき陰茎が曲がっているために性的接触がうまくできない場合や、中高年以降になってから陰茎が曲がりだし極端に曲がってしまう「ペロニー病」が発症してうまく性的接触ができないときなどの治療法として行います。

 なお、ペロニー病というのは、陰茎海綿体白膜に繊維性硬結という「しこり」が出来てしまう疾患ですが、これ自体は良性で問題はありません。

 勃起時に痛みがでたり、陰茎が曲がったり、勃起不全の症状が出て、しばしば性交障害の原因となります。

 発症原因は小さな傷や何かの炎症とされますが、詳細は不明です。好発年齢は中高年ですが若年者にも見られます。

 ペロニー病で陰茎が硬化し、性交がうまく出来ないときは、先ず薬によりしこりを軟化させる治療を行います。

 薬の服用でも効果がない場合や、陰茎の曲がりがひどくて障害がある場合には手術という選択肢があります。

 この手術を行うかどうかの判断基準は、唯一つ、その症状のために性的接触がうまくできないかどうかという点です。

 性的接触が問題なくできるなら手術の必要はありません。

 曲がりが軽度の場合には、曲がりがない反対側を縮める方法をとりますが、曲がりがひどいと陰茎の長さがかなり短くなることもあります。



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