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〔エコノミーシンドローム〕 |
エコノミーシンドロームは、エコノミー症候群とかエコノミークラス症候群などとも呼ばる病気です。 飛行機などの乗り物で窮屈な姿勢で長時間座っていた人の足の血管内に血栓と呼ばれる血液の塊ができてしまう病気のことです。 正式名称は「静脈血栓塞栓症」といいます。 長時間同じ姿勢で座り続けていると、血管内の水分が血管の外にしみ出てくるため、足がむくんだりします。 |
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水分を補給して血液中の水分を補充すればまだよいのですが、水分の代わりにアルコールを飲むと、血中水分はますます減少してしまいますます危険となります。 一旦血栓ができてしまった後、急に立ち上がって歩き回ると、血栓が血流に乗って移動し、肺にある細い血管を詰まらせてしまいます。特に、肥満の人は静脈が圧迫されやすく危険だとされています。 エコノミー症候群は飛行機だけに限ったものではなく、タクシー運転手などが発症し死亡した例もあるし、2004年に起きた中越地震や2011年の3.11大震災、大津波の際には、自家用車内で夜を過ごした多くの方がこの病気で亡くなったと推定されています。 |