エコノミーシンドロームは、飛行機内などで発症してしまうと十分な手当てを受けることもできないなど怖い病気ですが、あらかじめ原因が分かっているだけに、それなりに気をつければ予防は可能です。次のような点に注意しましょう。
身体を動かす
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飛行機内などで、座ったままの姿勢が長く続くのはよくないので、手足を動かしたり、ときには歩き回るなどします。その場で立ったり座ったりするだけでも血液の循環がよくなり効果があります。座ったままでも足の位置を変えたり、足を上げ、足首を曲げ伸ばす運動をしましょう。
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水分補給
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エコノミー症候群では、脱水症状が危険な状態を招きます。適度な運動はもちろん必要ですが、水分補給も忘れてはいけません。特に飛行機の中は非常に乾燥していて体内の水分が失われやすいのです。なるべく多めに水分を摂取しましょう。
最近は機内にテロ対策のためにペットボトルが持ち込めませんが、アテンダントに水をお願いしてこまめに飲むようにするといいです。また、風邪薬などのアスピリンは血液の凝固を防ぐ作用があるので、飛行機に乗る前に少量服用するのも効果的です。
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アルコールは控え目
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アルコールを飲むと尿のでがよくなり、それだけ血液中の水分が減少します。このままでは血栓が出来やすくなりますから、アルコールを飲む量は控え目にし、かつ水分の補給を下ならすしましょう。
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服装はゆったり
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飛行機に乗り込んだら、正装ではなく、できるだけゆったりした服装になりましょう。ジーパンなどはあまりよくないでしょう。またネクタイも緩めるか外しましょう。
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飛行機搭乗前に
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飛行機に搭乗する前には、スナックを食べたり、軽めの食事をしておくと血行をよくし血液凝固予防になります。また、アルコールは摂取せず、ミネラルウオーターなどを飲んでおきましょう。
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