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健康用語

〔そばかす(雀卵斑)〕

 
 そばかすは、主に顔や背中、胸元などの日光にあたる場所に散在してできる色素斑のひとつで「しみ」とか「雀卵斑(じゃくらんはん)」などとも呼ばれます。

 そばかすが出来るのは遺伝的要素があるとされ、5、6歳の幼児期からみられ思春期には目立つようになります。

 そばかすは、小さくて淡い茶褐色の斑点でメラニン色素が皮膚表面に色素沈着してできたものですが、どちらかといえば色白の人、白人にできやすい傾向があります。


 そばかすのできる主な場所は顔ですが、顔以外でも日光にさらされることの多い手や首、胸元、肩、背中などに現れます。

 そばかすのできる主な原因は日光の紫外線で、皮膚組織の中にあるメラニン色素が異常増殖して色素沈着して起こります。そばかすができるのを防止するには、日光の紫外線対策をしっかりすることと、ビタミンCやE、B群を積極的に摂取することです。


どんな病気ですか? ◆〔そばかす(雀卵斑)〕とは、一体どんな病気なのかご説明します。
どんな病気ですか?  そばかすは、皮膚組織内のメラニン色素が増殖し、色素沈着することでできる皮膚障害のひとつです。そばかすは漢字では「雀卵斑(じゃくらんはん)」と書かれますが、そばかすの様子が雀の卵のような色合いの斑点であることからきています。

 そばかすは、白人のような皮膚の色が薄い人たちによくみられますが、遺伝体質が関係しているともいわれます。白人は日光の紫外線に非常に弱く、紫外線をあびると容易に皮膚がんになってしまうのですが、これを防ぐために身体が自己防衛として皮膚に含まれるメラニン色素がそばかすを生成してそこで紫外線を吸収します。そばかすは、紫外線から肌を守るために作られるのです。

 そばかすは各種治療法が効果的に効くので、綺麗に除去することが可能ですが、長期的にはしばしば再発することもあります。

どんな症状ですか? ◆〔そばかす(雀卵斑)〕の症状をご説明します。
そばかすの症状  そばかすは、主に鼻の付け根から左右の頬のあたりに、同じような大きさのものが数多く、対称的に散在することが多いです。大きさは、1~5mmくらいの細かい円形~楕円形で薄い褐色をした色素斑です。

 幼児期から現れはじめ、思春期で最も激しくなりやがて歳を重ねると軽快してくる特徴があります。とはいっても、色合いは薄くはなりますが、完全に消えることはありません。


原因は何ですか? ◆〔そばかす(雀卵斑)〕の原因や発症の仕組みをご説明します。
そばかすの発生原因  そばかすの発生原因には紫外線によるものと、遺伝的要素によるものとがあります。

 肌の組織は、表皮と真皮に分かれていますが、日光の紫外線を受けると、表皮の一番下にある基底層中のメラノサイトという色素形成細胞が刺激され、メラニン色素を生成します。これにより真皮を保護しようとするのですが、これが過剰に生成され表面に現れるとそばかすやシミとなります。

 そばかすの遺伝的要素は、常染色体上に存在する1対の遺伝子の一方に異常があれば発症するタイプの常染色体優性遺伝形式をとって発症するとされています。このタイプは、白人に多く、日本人には極めて少ないのが特徴です。メラノサイトが局所的に活性化し、メラニンの色素が多数沈着して黒くなるとされます。


診断はどうなりますか? ◆〔そばかす(雀卵斑)〕の検査方法や診断方法をご説明します。
そばかすの診断  そばかすは大きな意味ではシミと呼ばれる一連の症状のひとつです。シミには次のような五つの種類がありますが、その中で、その他というのは、炎症後の色素沈着や病気などにより生じる類のものです。

 ・〔そばかす(雀卵斑)〕
 ・〔老人性色素斑〕
 ・〔肝斑〕
 ・〔後天性の真皮の色素斑〕
 ・〔その他のシミ〕

 シミはその種類により、出現の時期、出現する部位、大きさ、散在の仕方、色合いなどが異なるので、それらを総合的に判断してタイプが診断されます。そばかすの場合の典型的パターンは、幼児期以降現れ、思春期に多くなりその後薄くなっていること、鼻の付け根辺りから左右のほほに1~5mmほどの薄茶色の斑点が多数散在していることなどにより診断されます。

 シミを除去する治療法はそれぞれにより異なりますが、そばかすは適切な治療方法で容易に除去できる性質のシミです。


治療はどうやりますか? ◆〔そばかす(雀卵斑)〕の治療方法をご説明します。
治療方針  そばかすの治療法には、レーザー治療法とIPL治療法とがあります。  レーザー治療法は、いわゆるレーザー光線を照射することでそばかすを消去しようとする方法で、確実な効果がありますが、欠点もあります。使用されるレーザー光線は、Qスイッチ系レーザー光線といわれるもので、「ルビーレーザー」「アレキサンドライトレーザー」「ヤグレーザー」などの種類があります。

 IPL治療法は、「Intense Pulsed Light」という、レーザー光よりもやさしい光を照射する方法で肌の美しさを取り戻せる優れた方法です。
レーザー治療法  レーザー治療法は、そばかすひとつ一つを処置するには確実な効果が期待でき優れた方法です。そばかすの数が顔に数個という程度なら、レーザー光をそれぞれのそばかすにピンポイントで照射して確実に治療できます。

 しかし、レーザー光線照射時の痛みが強く、照射後にはかさぶたができ真っ黒になるので、長期間、絆創膏などで「覆い・隠す」必要があります。レーザー治療は、その効果は確実な反面、治療後1~2週間は患部にお化粧することができない欠点もあります。

 また、顔全体に数多くのそばかすが散在している場合には、ひとつひとつにレーザー光線をあてることは無理があります。

 そばかすのレーザー治療は、多くの場合、保険の対象外となるので、費用は高価になります。一例として、親指の爪ほどの大きさのシミやそばかすを処置する費用は1万円くらいです。これはクリニックなどにより、また使用するレーザーの種類などにより異なるので、詳細については、実際にかかりたい候補となるクリニックでお聞きください。

IPL治療法  IPLというのは、「Intense Pulsed Light」という、レーザー光よりやさしい光線を用いる最先端の美容治療法です。IPL治療法は、「フォトフェイシャル療法」とか「フラッシュ光線療法」などと呼ばれることもある治療法です。IPL治療法は、最近では最も注目されている、そばかすやシミの治療法になっています。

 IPL治療法では、カメラのフラッシュ程度の光をもちいて、そばかすなどの肌のトラブルの原因となっている、メラニンや毛細血管などのターゲットだけを直接的に攻撃します。皮膚にはまったくダメージを与えないのでとても優れた美容治療法です。

 この方法では、顔の広い部分に光を照射する治療ですので、顔全体に広がっているそばかすにも対応することができます。そばかすの除去だけでなく、シミや小ジワ、にきびなどの治療にも効果があります。

 IPL治療法は、1回あたりの治療時間は10分ほどででき、数回繰り返すことでツルツル・すべすべの肌が実現できます。

 IPL療法(フラッシュ治療法、フォトフェイシャル療法)の優れたところは、特別な痛みもなく、傷になることもないことです。かさぶたができたりしないので、術後に特別な処置も必要ありません。治療後、その日から普段どおりの生活が送れます。

 IPL療法のデメリットは、1度の治療では確実な効果が得られず、数回は繰り返さなくてはならない点です。費用は1回当たり3~5万円は必要で、決して安価ではありません。

予防  そばかすの最大に原因は遺伝的な器質にあると考えられていますが、それは別として、太陽光に含まれる紫外線が最大の敵となります。

 従って、常日頃からの日焼け止めクリームの使用や、皮膚の新陳代謝を活性化させ皮膚への色素沈着を予防するために、ビタミンB群・ビタミンCなどを含有する食物を摂取するとよいです。ビタミンCは、紫外線によって発生する活性酸素を抑えコラーゲン合成の促進作用もあり、そばかす防止には効果的です。