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二類感染症
〔二類感染症〕
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〔重症急性呼吸器症候群(SARS)〕


概要病気症状原因診断
治療予後合併症情報書籍
 

この疾患の概要です

 〔SARS〕は〔重症急性呼吸器症候群〕と呼ばれる〔新型肺炎(非定型肺炎)〕の感染症でSARSウイルスによって引き起こされます。

 2002年末に中国で発生し、8千人以上が感染し775人が死亡しました。

 この〔SARS〕の病原体は新種のコロナウイルスであり、飛沫感染により広がると考えられています。



 〔SARS〕に感染する確率が高くなるのは、SARS患者の家族ばかりでなく、SARS患者と接触した医療関係者およびその家族などで、直接的に患者の咳を浴びたり、痰や体液などに直接接触した場合です。

 〔SARS〕の潜伏期間は、感染後2~10日ほどで、症状がでるまでの間での他の人への感染力はほとんどないとされています。


 〔SARS〕に感染する可能性が高いのは、下の表のような条件が揃った場合ですが、現時点で日本国内でSARSを感染する機会は非常に少ないものと考えられます。

 日本国内で〔SARS〕に感染する可能性が低いとはいえ、現在〔SARS〕に対するワクチンはないので、海外滞在中や帰国後などでの外出後のうがいなどは励行することが肝要です。

SARS感染の疑いが生じる場合
SARSウイルスとの接触 ・潜伏期間とされる10日以内にSARS流行地域から帰国した場合。
・10日以内にSARS患者の痰や体液に接触した可能性がある場合。
発熱 ・38℃以上の発熱がみられること。
呼吸器症状 ・咳や痰などの症状、息切れ等の呼吸器症状が生じた人。



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