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鼻のがん
〔鼻のがん〕

外鼻がん
鼻腔がん
上顎洞がん
篩骨洞がん
前頭洞がん
蝶形骨洞がん

〔上顎洞がん〕


概要病気症状原因診断
治療予後合併症情報書籍
 

この疾患の概要です

 鼻腔につながる周囲の骨の内部には、空気で満たされた左右四対の空洞があります。

 鼻腔に接続されていることから、これらは「副鼻腔」と呼ばれています。

 副鼻腔には、「上顎洞」や「篩骨洞」「前頭洞」および「蝶形骨洞」という種類があります。

鼻の構造図

 上顎洞は、副鼻腔内では最も大きな空洞で、この上顎洞から発生するがんが〔上顎洞がん〕です。

 〔上顎洞がん〕は、鼻のがんとしては最も頻度が高いですが、発症例はごく稀です。

 がんの組織型は扁平上皮癌が多く他の組織への転移リスクは高くありません。


 これらの副鼻腔の粘膜にも悪性腫瘍は発生することがあり、各部位ごとに名称が付きますが、総称して〔副鼻腔がん〕と呼びます。

 上顎洞は、周囲を骨で囲まれた空間なため、がんが発生しても初期症状はほとんどなく、気づいたときにはがんが浸潤して骨が破壊されていることが多いです。

 破壊がどの方向に向かって進行しているかにより症状の出方が異なります。

上顎洞がんの症状の現われ方
鼻腔方向へ進行  鼻詰まりが起こり、血や膿が混入した鼻汁が出る。涙管が詰まり涙が出易くなる。

外側方向へ進行  がんの腫瘍が反対側の外側に向かうと、ほほが腫れてくる。

下方に進行  歯痛が起こり、歯茎の腫れが出たりする。

上方に進行  眼球が押されるため、眼球下側の白目が目立つようになる。

後方へ進行  神経が圧迫され、歯痛や頭痛がでる。口を開口しにくくなる。



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