〔糖尿病〕 |
糖尿病は、膵臓で生成されるインスリンの量が不足したり、インスリンの分泌はあるものの、その機能が低下しているために、血液中のブドウ糖(血糖)が異常に高くなる病気です。 |
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糖尿病の典型的な症状の現われ方は、喉の渇き、多飲、多尿、体重減少などですが、多くの場合、特別な症状が出ないのが特徴です。 |
〔糖尿病〕 |
糖尿病は、膵臓で生成されるインスリンの量が不足したり、インスリンの分泌はあるものの、その機能が低下しているために、血液中のブドウ糖(血糖)が異常に高くなる病気です。 |
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糖尿病の典型的な症状の現われ方は、喉の渇き、多飲、多尿、体重減少などですが、多くの場合、特別な症状が出ないのが特徴です。 |
◆〔糖尿病〕とは、一体どんな病気なのかご説明します。 |
どんな病気ですか? |
糖尿病は、膵臓で生成されるインスリンの量が不足したり、インスリンの分泌はあるがその機能が低下しているために、血液中のブドウ糖(血糖)が異常に高くなり、さまざまな合併症をきたしたり、きたす危険がある病気です。 |
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◆〔糖尿病〕の症状をご説明します。 |
糖尿病の合併症 |
糖尿病発症時から10~15年も経過してから、糖尿病特有の合併症が現れます。糖尿病の3大合併症と呼ばれるものがあり、それらは、糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症の3つです。これらの合併症が出現するようなら、血糖コントロールを正しく実行しないと取り返しのつかないことになります。
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◆〔糖尿病〕の原因や発症の仕組みをご説明します。 |
糖尿病の原因 |
インスリンはすい臓にあるランゲルハンス島で作られます。また、インスリンを消費するのは、肝臓や脂肪、筋肉などです。このため、すい臓からのインスリンの分泌が不足したり、脂肪筋組織での消費がうまく行えなくなると、糖尿病になります。 |
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◆〔糖尿病〕の検査方法や診断方法をご説明します。 |
糖尿病の診断 |
この病気の診断は尿中に漏洩する糖分の測定も行われますが、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)を調べることで行われます。血糖値は、正常な状態であれば一定の範囲内に調整されています。しかし、インスリンが必要なだけ分泌されないか、または必要なだけ消費されない場合には、血糖値が上昇し糖尿病となります。
早朝空腹時血糖値とは、前日の夜9時以降、水分以外の飲食を抜いた状態で、8時間以上の絶食後、早朝に採血した血糖値のことです。OGTT2時間値とは、ブドウ糖負荷試験の略号で、ブドウ糖75mgを含むシロップを飲み、2時間後に採血した血糖値です。食後の血糖値を想定しています。随時血糖値とは、食事の時間と関係なく随時に採血したときの血糖値で、食事の2時間後くらいであれば高い値がでます。 上の図で説明しますと、正常な血糖値の範囲は、空腹時血糖値が110mg/dL 未満で、かつ、OGTT2時間値が140mg/dL 未満のときです。これより外の領域で、空腹時血糖値が126mg/dL 未満で、かつ、OGTT2時間値が200mg/dL 未満ならば境界型と呼ばれ、糖尿病予備軍となります。これより更に外の領域、早朝空腹時の血糖値が126mg/dL 以上の場合や、OGTT2時間値(随時血糖値)が200mg/dL 以上の場合は、糖尿病と診断されます。 糖尿病と診断された場合は、更に1型糖尿病か2型糖尿病かの精密検査を受けることになります。 糖尿病の最も恐いことは、他の重大な病気との合併症で、視力障害、腎臓障害、神経障害などを起こすことです。ときには、意識障害も起こります。このような合併症を起こさないようにする為には、血糖マーカーと呼ばれる検査項目、ヘモグロビンA1cというものがあり、このマーカー値を6.5%未満にすることが必要とされています。 |
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◆〔糖尿病〕の治療方法をご説明します。 |
糖尿病の治療 |
血糖値が正常な範囲にあれば、糖尿病の疑いはありませんが、血糖値が境界型にあって糖尿病予備軍の領域にあるときは、食事カロリー摂取量の制限、生活習慣の適切な改善、および適切な運動などをすることで改善される可能性があります。 |
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