当サイトの「生活習慣病」の中の他のページでも紹介しているように、肥満、高血圧、高血糖、高脂血症などの病気は、それぞれ単独でも非常にリスクが大きいのですが、これらが複数合併すると、危険度は飛躍的に大きくなり、いつ動脈硬化性疾患などが発生しても不思議ではありません。日本の中高年男性では半数近くの人がこのメタボリック症候群、またはその予備群に該当しているのが現状です。
平成20年度から、法律により、40歳以上の国保や健康保険組合などの医療保険者には、糖尿病等の生活習慣病に関する健診と保健指導の実施が義務づけられました。メタボリックシンドローム該当者または予備群と判定されたものに対して特定保健指導を行うことも義務づけられました。
健診結果によっては、食生活、運動不足、飲酒、喫煙、など生活習慣そのものの改善が必要となります。また、将来的には、結果が不良な健康保険者には財政的なペナルティが課せられるようになります。
メタボリックシンドロームに罹らないようにするために、まず自分の体の状態を把握し、もしその徴候があれば早期に対策することが、深刻な生活習慣病にならないようにするための基本でもあり、最善の手段です。このページでは、メタボリックシンドロームは何かとか、症状、原因、検査、そして治療についてご説明しています。
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