もやもや病の治療方針・予防
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もやもや病は真の原因が不明のため、根本的治療法は確立されていません。具体的な治療法としては、出血はしていない虚血発作のみの場合と、出血した場合とでは対処が異なります。
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出血時の治療法
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脳血管が破裂し出血してしまった場合に開頭して血腫の除去手術を行うことがありますが、手術が成功するかどうかは不明確です。この手術はあくまでも救命と脳機能障害の軽減のために行われます。
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虚血発作時の治療法
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脳血管の破裂はなく、虚血発作のみの場合の治療方法としては、薬物療法と外科手術による血流の確保術が行われます。
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薬物療法
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薬物療法に使用する医薬には「抗血小板薬」および「血管拡張薬」があります。
抗血症板薬
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脳虚血発作に対しての対症療法として、抗血症板薬を用いて血液を固まりにくくします。
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血管拡張薬
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脳虚血発作に対しての対症療法として、血管拡張薬を用いて血管を拡げます。
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外科手術
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外科手術による治療法には「脳梗塞血管接着術」「脳筋肉接着術」および「脳血管バイパス術」があります。
脳梗塞血管接着術
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小児の場合の治療法として、脳の血液の流れが滞っている虚血部分の血流を確保し、虚血発作を予防するための外科手術です。
この手術では、頭皮にある動脈を硬膜に接着させ、血液豊富な組織を脳表面に接着させ、新しい血管がつくられるのを促し、脳内で不足する血液を補うようにします。この手術はEDASと呼ばれています。
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脳筋肉接着術
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小児の場合の治療法として、脳の血液の流れが滞っている虚血部分の血流を確保し、虚血発作を予防するための外科手術です。
血流を受け取るべき脳内動脈が未発達な場合、側頭部の筋肉を脳表面に接着させる脳筋肉接着術を行います。血流豊富な組織を脳表面に接着することで新しい血管が作られるのを促し、脳内で不足する血液を補うようにします。この手術はEMSと呼ばれいます。
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脳血管バイパス術
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成人の場合の脳虚血発作には脳血管バイパス術による血行再建術が有効です。
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