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〔ゆさぶられっこ症候群〕 |
ゆさぶられっこ症候群は「揺さぶられっこ症候群」「幼児揺さぶり症候群」とも呼ばれる疾患です。 |
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ゆさぶられっこ症候群の典型的な症状は「網膜出血」「硬膜下血腫またはくも膜下出血」および「体表の外傷が軽微またはない」の三つです。 |
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〔ゆさぶられっこ症候群〕 |
ゆさぶられっこ症候群は「揺さぶられっこ症候群」「幼児揺さぶり症候群」とも呼ばれる疾患です。 |
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ゆさぶられっこ症候群の典型的な症状は「網膜出血」「硬膜下血腫またはくも膜下出血」および「体表の外傷が軽微またはない」の三つです。 |
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◆〔ゆさぶられっこ症候群〕とは、一体どんな病気なのかご説明します。 |
どんな病気ですか? |
ゆさぶられっこ症候群は、SBS(シェイクン・ベイビー・シンドローム)という言葉どおり、新生児や乳児を激しく揺さぶる(シェイク)することで発症するいろいろな症状群を意味します。 その目的がいかなるものであろうと、まだ首がすわっていない新生児や乳児の身体を過度に揺さぶる行為は、結果的に脳内での出血を招くなどの重大な事態を引き起こします。よくある原因としては、乳児などを躾のつもりで激しく揺すったり、あるいはあやし喜ばせるつもりで豪快に振り回したりすることで起こりうる障害です。 フリー百科事典・ウイキペディアの情報によれば、こどもをあやそうとして、腕で首を支えた状態で抱きかかえ優しく揺らしたり、揺り篭で静かに揺すったり、適度な休憩をはさみつつベビーシートで寝かせながらの自動車での移動程度であれば、特に問題はないとのことである。 |
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◆〔ゆさぶられっこ症候群〕の症状をご説明します。 |
ゆさぶられっこ症候群の症状 |
過度な揺さぶられ方で、脳内出血などの障害が発生した場合には、出血などの発生部位によっては、運動障害や言語障害、あるいは知能障害などを招いてしまうことがあります。また、激しい障害が発生すれば生命の危険に晒されることもあります。 視神経や眼球などの損傷、耳の神経の損傷など、視聴覚器の損傷が発生した場合には、視力の低下や難聴など聴力の問題などを招くおそれがあります。 ゆさぶられっこ症候群が起こると、乳幼児は嘔吐したり哺乳量が低下したり、痙攣発作を起こすようになります。このような症状は風邪などの病気でも起こりますが、もしも過度にあやしたり、車などで揺さぶられたりした後にこのような症状がでたのであれば、ゆさぶられっこ症候群が発症した疑いがあります。 このような症状がでた場合には、小児科医を受診し、必要があればCTスキャンなどによる脳内画像検査が必要かも知れません。 |
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◆〔ゆさぶられっこ症候群〕の原因や発症の仕組みをご説明します。 |
ゆさぶられっこ症候群の原因 |
ゆさぶられっこ症候群は、基本的にはまだ首の据わっていない乳幼児の身体を過度に揺することで脳内出血などを起こす問題です。静かにあやす程度の揺さぶりなら大丈夫ですが、あやすことが目的でも強く揺さぶるのは危険なのです。 この障害が発生する乳幼児の年齢の目安は、誕生直後~1年半くらいとされますが、それ以降でももちろん油断はできません。乳幼児では、頭蓋骨がまだしっかり固まっていないことと、脳と頭蓋骨との間の隙間が大きく、強く揺さぶられるとその間を結んでいる血管が切れてしまい、硬膜下血腫を起こすことあるのです。運動障害や知能障害を来たしたり、生命に危険が及ぶこともあります。 偶然のできごとであるか、故意であるかは別な問題として、次のようなことがこの症候群の発症原因例となります。
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◆〔ゆさぶられっこ症候群〕の検査方法や診断方法をご説明します。 |
ゆさぶられっこ症候群の診断 |
原因の項で述べたようなことがあり、その後に乳幼児がぐったりしたり、顔色が悪くなったり、痙攣や呼吸以上などの直接的な症状がある場合には、ゆさぶられっこ症候群が発症していると考えられます。 早急に病院で受診し、適切な処置を受けることで、症状を軽度にとどめたり、後遺症が残らなくできる場合もあります。 |
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◆〔ゆさぶられっこ症候群〕の治療方法をご説明します。 |
治療方針・予防 |
ゆさぶられっこ症候群を起こしてしまってから治療するというのは、極めて難しい問題です。やはり、この症候群をよく理解しておき、予防に努めるのが最善の方法だと考えられます。 具体的な予防法として、以下のようなことに十分気をつけましょう。
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