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〔リウマチ性多発筋痛症〕 |
リウマチ性多発筋痛症は、通常50歳以上、特に60歳以上の人に起こる原因不明の病気で、首や肩の周辺部、腰部、臀部など、身体の中心に近い部分の筋肉にこわばりと痛みを伴う慢性炎症性の病気です。 |
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身体の中心に近い部分の筋肉のこわばりや痛みから始まり、それが2週間以上続きます。全身症状として37度C程度の微熱がでて、全身がだるくなり体重減少などが起こります。関節に痛みが現れるものの軽度です。 |
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〔リウマチ性多発筋痛症〕 |
リウマチ性多発筋痛症は、通常50歳以上、特に60歳以上の人に起こる原因不明の病気で、首や肩の周辺部、腰部、臀部など、身体の中心に近い部分の筋肉にこわばりと痛みを伴う慢性炎症性の病気です。 |
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身体の中心に近い部分の筋肉のこわばりや痛みから始まり、それが2週間以上続きます。全身症状として37度C程度の微熱がでて、全身がだるくなり体重減少などが起こります。関節に痛みが現れるものの軽度です。 |
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◆〔リウマチ性多発筋痛症〕とは、一体どんな病気なのかご説明します。 |
どんな病気ですか? |
リウマチ性多発筋痛症は、50歳以上、特に60歳以上の高齢女性に多くみられる原因不明の慢性炎症性疾患です。主な徴候は体幹部に近い筋肉のこわばりと疼痛(疼くような痛み)で始まり、それが2週間以上続きます。ある朝突然痛み始めるように感じられます。 筋肉症状以外にも、微熱や倦怠感、体重減少などの全身症状、関節痛を伴いますが、関節が腫れることは少ないとされます。 この病気では、20%前後の確率で「側頭動脈炎」という血管障害が合併するといわれています。こめかみ付近を通過する動脈が腫れて激しく痛んだり、頑固な頭痛や視力障害の症状がでる疾患です。 |
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◆〔リウマチ性多発筋痛症〕の症状をご説明します。 |
リウマチ性多発性筋痛症の症状 |
リウマチ性多発筋痛症には、「全身症状」「筋肉症状」および「関節症状」の三大症状があります。これらの症状の真の発症原因は不明ですが、膠原病疾患である側頭動脈炎を合併することがあるとされます。
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◆〔リウマチ性多発筋痛症〕の原因や発症の仕組みをご説明します。 |
リウマチ性多発筋痛症の原因 |
リウマチ性多発筋痛症の真の原因は不明です。膠原病疾患である側頭動脈炎を合併することがあるとされます。 |
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◆〔リウマチ性多発筋痛症〕の検査方法や診断方法をご説明します。 |
リウマチ性多発筋痛症の診断 |
現時点では、リウマチ性多発筋痛症を確定するしっかりした検査方法は確立されておりません。現実的には、この病気の特徴である筋症状、全身症状などを総合的にみて診断することになります。 診断の条件の一つは、高齢者であることですが、高齢者とは、概ね60歳以上が該当します。しかし、現実的には50歳前後でも、リウマチ性多発筋痛症の特徴的な症状が認められるなら、この病気と診断されることがあります。 血液検査で、赤沈が亢進し、血清CRP値が高値となり、赤血球数の軽度の減少、白血球数および血小板数の増加があることは、この病気の確定の指標となります。この病気では、筋肉由来の血清酵素の増加はなく、リウマトイド因子や抗核抗体などの免疫異常もありません。 リウマチ性多発筋痛症は、膠原病の側頭動脈炎を合併することがあり、この診断には、血管造影法や組織を採取しての筋生検(病理検査)を行うこともあります。 |
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◆〔リウマチ性多発筋痛症〕の治療方法をご説明します。 |
リウマチ性多発筋痛症の治療 |
リウマチ性多発筋痛症の治療は、低容量のステロイド薬により行います。側頭動脈炎を合併している場合と、そうではない場合で、ステロイド薬の投与量は異なります。通常、投与開始後、1~2週間で改善がみられます。改善が得られるとステロイド薬量を少しずつ減量し、寛解状態となっても必要最低量の投与を長期にわたり継続します。 ステロイド薬の長期継続使用では、副作用として骨粗しょう症が現れるので、場合によっては、こちらの方の治療を行う必要もでてきます。 |