![]() |
〔大豆イソフラボン〕 |
イソフラボンは、ポリフェノールの一種で、大豆や葛などマメ科の植物の胚軸部分に多く含まれている成分です。 体内に摂取された大豆イソフラボンは、代謝され、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをすると考えられています。 卵巣内部の卵胞から分泌されるエストロゲンは、女性の月経周期や女性器の発育促進、性欲増進など女性を女性たらしめる作用を持つ重要な女性ホルモンですが、骨のカルシウムの保持やコレステロールの代謝などにも重要に関係しています。 |
|
この女性ホルモンであるエストロゲンの分泌は、20~40代には十分に分泌されていますが、50代以降には急速に減少します。 大豆の主成分はたんぱく質であり、35%ほど含有されていますが、他にも脂質19%、炭水化物28%、灰分5%などが含まれています。更に微量成分ではあるのですが、大豆には、抗がん作用や骨粗しょう症を予防する作用があるイソフラボンが含まれる他、動脈硬化を予防する大豆サポニンも豊富です。更に、含有されるレシチンは、高脂血症を抑制する効果があります。 イソフラボンはエストロゲン様の特性があることで、更年期障害の症状や2型糖尿病の改善などに効果があるとされています。 また、大豆イソフラボンには、骨粗しょう症の改善効果があり、骨の健康維持に有用とされる特定保健用食品として許可された食品も多数販売されています。 |