このような人たちは「カルチュラル・クリエイティブ」と呼ばれ、地球環境や健康への関心、平和や社会正義に対する問題意識、自己啓発や自己表現・自己実現などに深い関心を寄せる人々でした。
|
そして、ポール・レイと起業家のジルカ・リサビとが開発したマーケッティングコンセプトが「LOHAS」です。 フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)によれば、アメリカの調査機関NMIとポール・レイが、「環境と健康への関心、社会に対する問題意識、自己啓発・精神性の向上に関心が高く、実際の行動に移す人々」をLOHASの定義とし、2002年にその実態を調査した結果を、アメリカ人口に対する割合で示すと左の表の通りであったといいます。 ポール・レイとシェリー・アンダーソンは、カルチュラル・クリエイティブでLOHASな価値観をもつ人々がアメリカ人口の26%存在するとして、その消費市場が30兆円にもなることを発表しています。 |
|
日本では2004年以降、マスメディアなどで頻繁に取り上げられるようになり、日本人の40%がLOHASを知っているとされます。 NPO団体の「ローハスクラブ」がLOHASの啓蒙活動をしていて、生活やビジネスに役立つとして人気を博しています。 しかし、日本におけるロハスは、ファッションや自然化粧品などに重点を置きすぎ、オーガニック農業に意欲を示さないなど、やや本来のロハスとは異質なものとなっているとの指摘もあり、今後の動向が注目されるところです。 真のロハスは人類の未来に役立つが、この運動が単にハヤリモノとなってしまっては何の価値もないわけです。 ロハスの精神をもう一度整理すると左の表の様になります。 尚、LOHASとは、英語で「Lifeftyles Of Health And Sustainability」の略号です。 |