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赤血球系疾患
〔赤血球系疾患〕

鉄欠乏性貧血
巨赤芽球性貧血
溶血性貧血
再生不良性貧血
続発性貧血
出血性貧血
サラセミア

〔再生不良性貧血〕


概要病気症状原因診断
治療予後合併症情報書籍
 

この疾患の概要です

 〔再生不良性貧血〕は、骨髄中の造血幹細胞の減少により造血能力が低下し、末梢血中の全ての血球が不足する疾患です。

 血球が不足する結果、貧血症状や感染による発熱、出血などが起こります。

 原因には、先天性と後天性の両方があります。

 〔再生不良性貧血〕では、初期の段階では自覚症状はほとんどなく、ある程度病状が進行してくると、次のような様々な症状が現れます。

 ・息切れ
 ・動悸
 ・眩暈
 ・出血傾向
 ・顔面蒼白
 ・皮下出血
 ・眼底出血など



 〔再生不良性貧血〕の重症度は、顆粒球や血小板、網赤血球の数により、次のような三つの段階に分類されています。

 ・軽症
 ・中等症
 ・重症

 網赤血球とは、赤芽球から細胞核が抜け落ちて出来たばかりの若い赤血球のことで、網状赤血球ともいいます。


 軽症や中等症では自然治癒もあります。重症の場合、造血能回復治療などで90%以上の患者は回復しますが予後不良の場合もあります。

 現在、日本における〔再生不良性貧血〕の患者数は約5000人と推定され、特定疾患に指定されています。


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