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白血球系疾患
〔白血球系疾患〕

急性骨髄性白血病
慢性顆粒球性白血病
急性リンパ性白血病
慢性リンパ性白血病

〔慢性リンパ性白血病〕


概要病気症状原因診断
治療予後合併症情報書籍
 

この疾患の概要です

 血液幹細胞は骨髄の中で分化して骨髄系幹細胞とリンパ系幹細胞に分かれ、それらが更に分化して全ての血液成分を作り出しています。

 〔慢性リンパ性白血病〕は、骨髄中で白血球の一種であるリンパ球が異常に多く作られる血液のがんで〔CLL〕とも呼ばれる病気です。
(CLL:Chronic Lymphocytic Leukemia)



 〔慢性リンパ性白血病〕では、白血球数は5万~20万/mm3と著しく増加し、その大部分は小リンパ球です。

 また、対象となるリンパ球の大部分はB細胞型ですが、一部にT細胞型のものもあります。

 〔慢性リンパ性白血病〕は、発症は緩やかで進行しないと特別な症状は現れてきません。そのため、しばしば定期健康診断や他の病気の検査時に白血球増加が見つかり偶然的に発見されます。

 症状が進行すると、疲労感や全身のリンパ節の肥大、扁桃肥大、肝・脾腫がみられ、貧血や血小板減少もみられます。


 〔慢性リンパ性白血病〕は、中年以降、60歳以上の高齢者に多く発症し、小児に生じることは稀です。

 この病気になると、感染症で死亡する人が多く、半数は4~6年で感染症を合併して死亡します。


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