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〔壊血病〕 |
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〔壊血病〕は、体内の各器官に出血性の障害が生じる疾患で、〔ビタミンC欠乏症〕とも呼ばれる病気です。 |
成人のビタミンCの必要摂取量は1日に100mg程度とされていますが、妊婦や授乳期の女性ではもっと多く必要となります。 また、人口栄養の乳児では不足することがあります。 〔壊血病〕の原因はビタミンCの欠乏であり、毛細血管が脆弱(ぜいじゃく)になって、全身の皮下や歯肉、関節内をはじめ、消化管や尿路などの臓器に出血が起こりやすくなります。 |
一般的には、全身の倦怠感や関節痛、歯肉からの出血、体重減少、傷が治り難くなったり、感染症に罹り易くなったり、うつのような症状などとして現れますが、発症の仕方は成人と乳幼児では多少異なります。
平成17年の厚生労働省発表数字では、人口10万人当たりの患者数は1300人となっています。 |