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〔重鎖病〕 |
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〔重鎖病〕は、〔H鎖病〕とも呼ばれる形質細胞のがんで、形質細胞のクローンがH鎖という異常な抗体の断片を大量に産生する病気です。
・α(アルファ)H鎖病 |
〔アルファH鎖病〕は、悪性の形質細胞が腸管壁に浸潤し、食物から栄養素を十分吸収できなくなり、重度の下痢と体重減少が起こります。 シクロホスファミド、コルチコステロイド薬のプレドニゾロン、抗生物質の投与で病気の進行を遅らせることができます。 〔ガンマH鎖病〕で悪性の形質細胞が骨髄に浸潤すると白血球数の減少により感染を繰り返し発熱や悪寒、重度の貧血、疲労感、脱力感などを呈します。 悪性の形質細胞により肝臓や脾臓が肥大することもありますが、シクロホスファミドとプレドニゾロンでの治療で改善されることもあります。 |
〔ミューH鎖病〕では、肝臓や脾臓、あるいは腹部のリンパ節が腫れることがあります。 |