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〔耳の病気〕 |
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人の顔の付近にある主に視角や聴覚、臭覚をつかさどる器官である目、耳、鼻などにもたくさんの病気があります。 |
耳鼻咽喉の各器官には、それぞれ自明の働きのほかにも重要な能力を秘めています。 |
このページでは、耳に起こる主要な病気を概説しています。とても数が多いのでご紹介できるのはほんの一部です。 |
内耳の異常によりめまいの発作が繰り返される病気です。自分や周囲がぐるぐる回るような感じのめまいに襲われ、1~数時間続き、これが繰り返されます。 片方あるいは両方の耳に耳鳴りや難聴が現れます。肩こりや吐き気、嘔吐などの症状をともなうこともあります。 |
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上下左右などに突然向きを変えようと頭を動かすと、ぐるぐる回る回転性のめまいを感じる病気です。 めまいは数秒~十数秒でおさまります。このような動作を繰り返しているとめまいはおこらなくなります。 |
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原因不明で突発的におこる難聴を突発性難聴といいます。 ほとんどの場合、方耳だけの難聴で、難聴の程度は耳がつまった程度の軽いものから、耳鳴りがしたり、音がまったく聞こえなくなるような重症までさまざまです。 めまいがしたり吐き気、嘔吐をともなう場合が半数程度あります。発病後数日以内に早期に治療すれば完治する場合も多いですが、1か月も放置すると改善はとても困難となります。 |
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耳の穴(外耳道)におこる炎症が外耳道炎です。耳かきなどをしていて傷ができ、そこに細菌や真菌が感染して、痒みや痛み、灼熱間(しゃくねつかん)などの症状を起こす病気です。 酷くなると耳だれ出るようになったり、耳の詰まった感じや耳鳴り、難聴の症状がでることもあります。 |
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人間の耳は、大きな区分として、外耳、中耳、内耳という三つの部分に分かれています。 この中で、中耳には外耳道との境に「鼓膜」があり、その奥に「中耳腔」という空間があります。そして中耳腔内には「ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨」という三つの「耳小骨」があります。中耳腔は、耳管という細い管で鼻や口腔内に繋がっています。 中耳炎は、細菌やウイルスの感染により中耳に炎症が起こる病気です。中耳炎にはいくつかの病名があり、原因も症状も異なります。 |
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鼻やのどなど上気道に感染した肺炎球菌などが原因となって、中耳に急激な炎症がおこる病気です。 乳幼児などに多く、風邪症状に引き続いて発症し、喉の痛み、鼻汁、鼻つまり、耳のつまった感じ、一時的な難聴などの症状がでます。 |
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慢性化した炎症が中耳におきたものが慢性化膿性中耳炎です。激しい痛みはないが膿の混じった耳だれがでて、低音が聞き取りにくい難聴が現れます。 |
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滲出性中耳炎とは、中耳腔に液体がたまる中耳炎のことです。この液体は、浸出液、あるいは貯留液と呼ばれていて、ネバネバしたものから、サラサラしたものまでいろいろあります。 耳の中に浸出液のたまる中耳炎です。耳が痛んだり膿がでたりはしないが軽い難聴がおこることがあります。 |
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真珠腫性中耳炎では、中耳炎を繰り返しているうちに、鼓膜の一部の組織が奥に向かって陥没し球状に増殖して球状の肉芽組織を作ります。 この肉芽はあたかも水晶の球のように見えることから「真珠腫」と呼ばれています。 真珠腫は、本来は鼓膜が陥没し増殖・拡大して出来た組織なので、腫瘍ではありません。しかし、真珠腫が中耳内部に増殖することで、強い炎症を起こし、骨を破壊してしまいます。この状態が真珠腫性中耳炎と呼ばれる難治性の病気です。 |
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好酸球中耳炎は、内耳の粘膜に好酸球が浸潤し、固形に近いニカワ状の滲出液がぎっしり溜まる中耳炎です。 多くの場合、成人発症の気管支喘息患者、慢性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎の患者に合併してみられる難病です。 |