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三類感染症
〔三類感染症〕
コレラ
パラコレラ
細菌性赤痢
腸管出血性大腸菌感染症
腸チフス
パラチフス

〔パラコレラ〕


概要病気症状原因診断
治療予後合併症情報書籍
 

この疾患の概要です

 〔パラコレラ〕は、サルモネラ菌のパラコレラA菌の感染によって発症する感染症です。

 菌に汚染された飲食物を摂取することで経口感染します。

 パラコレラ菌の感染はヒトだけに起こり、患者や無症状病原体保有者の糞便、糞尿などで汚染された飲食物などを経由して感染します。



 主に、上下水道が未整備の発展途上国での流行が多く、日本では海外からの帰国者が持ち帰ることが多くみられます。

 〔パラコレラ〕は、三類感染症に指定された感染症で、患者を診断した医師は届出が義務付けられています。

 〔パラコレラ〕の潜伏期間は7~14日で、38度C前後の発熱を伴いながら発症し、除脈、脾腫、便秘または下痢の症状を呈します。


 重症化すると脳出血や腸穿孔を起こしたり、意識障害をきたし、無欲状顔貌、難聴を起こすこともあります。

 〔パラコレラ〕の症状は〔腸チフス〕の症状に類似しますが、〔腸チフス〕よりは軽症の場合が多いです。

 パラコレラA菌はヒトにしか感染しないので、衛生状態がよくなれば発生数は減少します。

 発展途上国ではありふれた病気ですが、日本では海外からの帰国者が持ち帰ることが多い病気です。


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