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〔腸チフス〕 |
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〔腸チフス〕は、サルモネラ菌のチフス菌の感染によって発症する感染症で、菌に汚染された飲食物を摂取することで経口感染します。 |
腸チフスは、三類感染症に指定された感染症で、患者を診断した医師は届出が義務付けられています。 〔腸チフス〕の潜伏期間は7~14日で、腹痛や発熱、食欲不振、咽頭通、関節痛、頭痛、空咳、鼻血などの症状が徐々にでてきます。 発症後、3~4日すると症状が重くなり、40度C前後の高熱を伴いながら、水様性の下痢や血便、あるいは便秘を引き起こします。 高熱時に、腹部や胸部に「バラ疹」と呼ばれる斑点が現れますが、数時間で消失します。 発熱は〔稽留熱(けいりゅうねつ)〕と呼ばれ、高熱が1~2週間も続きます。 |
体力が消耗し憔悴しきったいわゆるチフス顔貌に変容します。 |