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〔パラチフス〕 |
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〔パラチフス〕は、サルモネラ属のパラチフス菌によって発症する感染症です。 菌に汚染された飲食物を摂取することで経口感染する病気ですが、下痢はあまりみられません。 菌が腸に入った後、血液中に侵入する特徴があります。 |
パラチフスの主な症状は発熱で、高熱が持続します。頻度は低いものの下痢がみられることもあります。典型例では、バラ疹(胸腹部に現れる淡紅色の発疹)、肝臓や脾臓の腫大、意識障害や徐脈(脈拍が遅い)などの症状がみられます。 |
パラチフスの潜伏期間は、10~14日で、38度C前後の発熱を伴いながら発症し、除脈、脾腫、便秘または下痢の症状を呈します。重症化すると脳出血や腸穿孔を起こしたり、意識障害をきたし、無欲状顔貌、難聴を起こすこともあります。 |