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〔小柴胡湯(しょうさいことう)〕

 小柴胡湯(しょうさいことう)は、主原料の柴胡(さいこ)に、半夏(はんげ)、甘草(かんぞう)などいくつかの生薬を加えて調合される漢方薬です。

  ・柴胡(さいこ)
  ・半夏(はんげ)
  ・黄ゴン(おうごん)
  ・人参(にんじん)
  ・大棗(たいそう)
  ・生姜(しょうきょう)
  ・甘草(かんぞう)



 小柴胡湯には、肝障害抑制作用、免疫調整作用、抗アレルギー作用、抗炎症作用などさまざまな作用があり、肝機能障害の改善に効果があります。また、吐き気、食欲不振、胃炎、胃腸虚弱、疲労感およびかぜの後期の症状などにも効果があります。


漢方薬の小柴胡湯 ◆〔漢方薬の小柴胡湯〕がどんな薬なのかご説明します。
代表的な漢方薬:小柴胡湯


薬の名称に「小柴胡湯」の文字が入っている漢方薬が該当します。とても多くの商品があります。

特色・効能  慢性肝炎による肝機能障害の改善に効果があります。また、気管支や肺の炎症を抑える薬としても利用されます。

副作用  体力著しく低下している人はこの漢方薬を使うことはできません。偽アルドステロン症と呼ばれる、むくみ、体重増加、血圧上昇などの重大な副作用が出ることがあります。ミオパシーと呼ばれる脱力感、筋肉の萎縮、手足の痙攣や麻痺などが起こることがあります。また、食欲不振、吐きけ、腹痛、下痢、不眠、頻脈、動悸、発疹や発赤,かゆみなどの過敏症が現れることがあります。

飲み合わせ  インターフェロンを使用してC型肝炎の治療をしている人は、小柴胡湯を併用すると間質性肺炎を発症する可能性があるので、この漢方薬は使用できません。