〔C型肝炎〕 |
C型肝炎は、C型肝炎ウイルスによって、肝臓の細胞が炎症を起こす病気です。 |
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〔C型肝炎〕 |
C型肝炎は、C型肝炎ウイルスによって、肝臓の細胞が炎症を起こす病気です。 |
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自然治癒は難しく、長い年月経過して肝硬変や肝がんなどに進展する危険性があります。 日本におけるC型慢性肝炎の患者数は、肝炎の症状が発症していないキャリアと呼ばれる人たちも含めて、150~200万人いるとされています。 |
患者の多くは、40歳代以上の中高年者で、以前に輸血などの医療行為の事故などで感染した人が多く含まれています。 現在、C型肝炎の患者で治療を受けている人は約50万人程度にすぎず、多くの患者が感染していることを知らなかったり、知っていても治療を放置しているとも考えられます。 |
◆〔C型肝炎〕とは、一体どんな病気なのかご説明します。 |
どんな病気ですか? |
C型肝炎は、C型肝炎ウイルス(HCV)に感染して発症する病気です。このウイルスは、フラビウイルス科へパシウイルス属に属するC型肝炎ウイルスで、遺伝子型(ジェノタイプ)で「1a型」「1b型」「2a型」および「2b型」のタイプに分類されています。 |
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◆〔C型肝炎〕の症状をご説明します。 |
C型肝炎の症状 |
C型肝炎には「急性肝炎」と「慢性肝炎」とがあり、急性肝炎では、特別な自覚症状はなく、発症初期に発熱や全身倦怠感、その後食欲不振や悪心・嘔吐が出現程度です。まれに、黄疸が出ることもあります。慢性肝炎では、自覚症状は少なく、全身倦怠感、食欲不振、易疲労感などを認めることがある程度です。 |
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◆〔C型肝炎〕の原因や発症の仕組みをご説明します。 |
C型肝炎の原因 |
C型肝炎ウイルスは、血液を介して感染します。感染者の血液が他の人の血液に入ることで感染しますが、空気感染や経口感染はしません。 |
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◆〔C型肝炎〕の検査方法や診断方法をご説明します。 |
C型肝炎の診断 |
C型肝炎の診断では、先ず、血液検査として、IgM型HA抗体、HBs抗原、IgM型HBc抗体、HCV抗体検査を行います。 |
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◆〔C型肝炎〕の治療方法をご説明します。 |
C型肝炎の治療 |
C型肝炎に感染した場合の治療は、「対症療法」と「抗ウイルス療法」の二つがあります。対症療法としては、急性肝炎の症状で消化器症状が強ければ栄養補給を行います。 |
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