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〔ラッサ熱〕 |
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〔ウイルス性出血熱〕には、次のような4種類があります。
・ラッサ熱
〔ラッサ熱〕も他の出血熱と同様に、ヒトに感染し皮膚や内臓粘膜に出血を生じます。 |
ラッサウイルスを保有するネズミの唾液や尿、排泄物に直接接触したり、汚染された食物の摂取、患者の咳などによる飛沫や患者の血液などの接触などで感染します。 〔ラッサ熱〕の潜伏期間は5~21日で、突発的で40度C前後の発熱や全身倦怠、頭痛、咽頭痛、吐血、下血などの初期症状で発症し、徐々に進行します。 発症後3~4日目には大関節痛や腰部通が現れ、頭痛、咳、咽頭痛の他、後胸骨痛、心窩部痛、嘔吐、下痢、腹部痛などの症状が見られます。 |
重症化すると、顔面や頚部の浮腫、消化管粘膜からの出血、脳症、胸膜炎、心のう炎、腹水がみられるようになり、時にショックが現れます。 |