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〔移植技術〕

 人は心臓や肺、肝臓、腎臓など多くの臓器や血管や筋肉、神経、耳鼻咽喉器官など多くの部分のバランスの取れた機能により生命を維持しています。

 逆に、これらの臓器などの一部が病気や事故などにより、その機能を失ったり、著しく能力が低下したりすると、生活の質を極端に低下させたり、ときには生命の維持を難しくしたりします。



臓器移植の特徴
生体移植  臓器提供者の生命に影響がなく、移植を受けた人もその臓器の機能を回復できる場合には、生体移植が行われます。

肝臓  肝臓は、一部分を切除しても、再生能力によりほぼ元の状態に戻るので、生体移植が行われます。
腎臓  腎臓は左右二つあり、一方を失っても片方だけでも生命維持は可能なので親子などの場合に生体から移植することがあります。
膵臓  膵臓は、一部を失っても生命を維持できるので、生体移植されることがあります。
皮膚  火傷などの治療として、自分の身体の他の部分の皮膚の一部を移植することがあります。
脳死後・心停止後移植  その臓器を取り去ると生命を維持できないような臓器の移植においては、脳死後の人や心停止後の人から、臓器を提供してもらい移植する方法がとられます。

 このような〔死体から移植〕は、心臓移植や眼球移植、肺、肝臓、膵臓、腎臓、小腸などの移植において行われます。


 このような場合に、既に機能を失ってしまったか、あるいは機能が著しく低下した臓器を持つ患者に対して、他の人からその臓器の提供を受け移植する方法があります。

 このように、他人の臓器の一部を移植して、その臓器の機能の回復を果たそうとする技術が〔移植技術〕あるいは〔臓器移植〕と呼ばれています。

 このような移植技術には、臓器移植だけでなく、眼球の移植や皮膚の移植、角膜の移植、造血幹細胞の移植などがあります。

 医療技術の進歩や免疫抑制剤などの医療用医薬の進歩により、移植できる臓器の種類は増加の傾向にあり、移植の成功率も向上しつつあります。

 肝臓や腎臓などの移植では、生きた人の肝臓の一部を切除し移植したり、左右にある腎臓の一方を移植したりする〔生体移植〕が可能ですが、心臓や肺、膵臓をはじめとする臓器の場合には、脳死状態になった人からの〔脳死移植〕、あるいは心臓が停止後の人からの〔心停止移植〕という方法が主体になります。

 欧米では脳死移植は数多く行われていますが、やや倫理的意識の異なる日本では現状ではそれほど多くは行われておりません。しかし、将来的にはもっと多くなるものと考えられています。