〔診断技術〕

　医療技術の進歩によって、以前なら聴診器が唯一の診断手段だった時代も遠の昔に過ぎ去り、最近では多くの診断技術が実用化されてきました。

　戦後すぐに実用化されたX線を利用した〔レントゲン撮影法〕は、現在でも結核などの診断に有効的に使用されています。

　これに加えて、超音波検査法も多くの医療診断の場面で使われています。

　〔超音波検査法〕に続いて、〔心電図検査法〕や〔脳波検査法〕も頻繁に使用されるようになっていますが、乳がんの診断には〔マンモグラフィー〕が実用化され多くの人が乳がんの早期発見とその治療に成功しています。

　更に、最近ではいわゆる画像診断法と呼ばれる一連の技術が進化し、〔CT：コンピュータ断層撮影法〕〔PET：ポジトロン断層法〕〔MRI：核磁気共鳴画像法〕などの非常に優れた技術が実用化されました。現状では、大規模病院でしか利用できませんが、それでも必要に応じて、誰でもこれらの画期的技術の恩恵に浴することができます。