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〔MRI:核磁気共鳴画像法〕 |
1980年代初頭に登場したMRIは、核磁気共鳴画像法と呼ばれる極めて高度に発達した医療機器です。 |
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MRIは英語の「MRI:Magnetic Resonance Imaging」の略号で、NRMは同様に英語の「Nuclear Magnetic Resonance」の略号です。 |
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〔MRI:核磁気共鳴画像法〕 |
1980年代初頭に登場したMRIは、核磁気共鳴画像法と呼ばれる極めて高度に発達した医療機器です。 |
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MRIは英語の「MRI:Magnetic Resonance Imaging」の略号で、NRMは同様に英語の「Nuclear Magnetic Resonance」の略号です。 |
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◆〔MRI:核磁気共鳴画像法〕はどんな技術ですか?▼ |
MRIの技術 |
MRIは、X線を使用することなく、人体のあらゆる部分の断層画像を描く方法です。断層画像という点では、X線CTによるものと似た画像が得られますが、原理的に物質の物理的性質に着目する撮影法であるゆえに、CTスキャンでは得られない多くの情報が得られます。 脳の内部や脊髄、腹部、血管、四肢など人体のあらゆる部分を任意の角度から撮影し断層画像を得ることができます。放射線を使用することもなく、CTスキャンでは不得手な部分の断面画像も撮影できる点で優れています。 |
MRIの設備 |
![]() MRIの装置は結構大型の機械という感じで、左の写真のように全身を横たえて、丸い穴のあいた装置の中に入り込むようになっています。測定画像の精度を上げるために、身体は軽く固定されます。 |
MRIによる映像 |
![]() 左に示す写真は、頭脳のMRI断層写真ですが、任意の角度から撮られたこのような影像を詳細に調べることで、病変などの存在や大きさ、進行度合いなどを容易に確認することができるようになります。 |
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◆〔MRI:核磁気共鳴画像法〕の利点をご説明します。 |
「MRI:核磁気共鳴画像法」の利点 |
・測定にX線を使用しないので、被爆の心配がまったくない。 ・画像は、明暗がはっきりと映り、正確な解析がしやすい。 ・人体のあらゆる部分を任意の角度から断面画像として撮影できる。主に、脳内部、脊髄、子宮、前立腺、膀胱、骨・関節、軟部組織、大血管などの画像撮影が簡単にできる。 |
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◆〔MRI:核磁気共鳴画像法〕の欠点をご説明します。 |
「MRI:核磁気共鳴画像法」の欠点 |
・設備費が高価であり、どの医療機関でも使える状況にはならない。 ・測定時の所要時間が長い。といっても、10分~1時間くらいのものです。 ・骨や石灰化した部分の詳細画像は必ずしもうまく得られない。 ・空間分解能力は比較的低い。 ・周波数を変更して磁場を変化させるために、工事現場にいるようなちょっと大き目な騒音がします。音は危険を伴うようなものではありません。 |