〔肝臓がん〕は、肝臓にできる悪性腫瘍の総称で、〔肝がん〕と呼ばれることも多いです。 〔肝臓がん〕には、〔肝細胞がん〕と〔胆管細胞がん〕とがあります。 〔肝臓がん〕に特有な症状はなく、初期段階では上腹部の痛み、不快感、腹部膨満感、食欲不振、倦怠感などの症状を呈します。
〔肝臓がん〕がかなり進行してくると、黄疸がでたり腹水がたまったりします。 〔肝臓がん〕が発生する原因は、C型肝炎、B型肝炎によるものが大部分で、一般的に〔慢性肝炎〕や〔肝硬変〕を経過して〔肝臓がん〕へと進行します。 日本では、肝臓の実質である肝細胞から発生する〔肝細胞癌〕が90%、肝臓内の胆管から発生する〔胆管細胞癌〕が5%ほどを占めています。