〔原発性アルドステロン症〕 |
〔原発性アルドステロン症〕は、副腎皮質の球状層細胞から分泌されるアルドステロンという、血液中の塩分(ナトリウム)の量を調節をするホルモンが過剰になり、高血圧や手足の麻痺を引き起こす病気です。 |
〔原発性アルドステロン症〕 |
〔原発性アルドステロン症〕は、副腎皮質の球状層細胞から分泌されるアルドステロンという、血液中の塩分(ナトリウム)の量を調節をするホルモンが過剰になり、高血圧や手足の麻痺を引き起こす病気です。 |
副腎皮質の片側の腫瘍が原因でアルドステロンが過剰に産生される場合が約80%を占め、両側の過形成が原因となる場合が約8%程度あります。原因により治療法が異なります。 |
◆「原発性アルドステロン症」とは、一体どんな病気なのかの説明です。 |
どんな病気ですか? |
原発性アルドステロン症は、副腎皮質ステロイドホルモンのひとつであるアルドステロンの分泌が過剰になるために起こる病気で、血液中のアルドステロン濃度が上昇します。この病気は、発見者の名前から、コン(Conn)症候群とも呼ばれます。 |
◆「原発性アルドステロン症」の症状の説明です。 |
原発性アルドステロン症の症状 |
血液中のアルドステロンは、腎臓に作用して身体の中の水分とナトリウムを蓄え、高血圧をもたらします。血圧上昇による症状として、高血圧、めまい、動悸、頭痛などが見られます。 |
◆「原発性アルドステロン症」の原因や発症の仕組みの説明です。 |
原発性アルドステロン症の原因 |
この病気は、副腎皮質の片側の腫瘍があると、ここからアルドステロンが多量に分泌されます。また、両側の過形成があると、副腎全体からアルドステロンが多量に分泌されます。 |
◆「原発性アルドステロン症」の検査方法や診断方法の説明です。 |
原発性アルドステロン症の診断 |
血液中のアルドステロンは、腎臓から分泌されるレニンというホルモンによって制御されています。副腎から無制限にアルドステロンが分泌されると、レニンはその働きを制限するために、血漿レニン活性が抑制されます。 |
◆「原発性アルドステロン症」の治療方法の説明です。 |
原発性アルドステロン症の治療方針 |
原発性アルドステロン症の治療には、外科的治療法と薬物療法とがあります。アルドステロン症が治癒すれば、血圧は徐々に低下するのが普通ですが、必ずしもそうならない場合もあります。 |
原発性アルドステロン症の外科的治療 |
片側だけに腺腫やがんがあるときは、原則として外科的手術により、副腎腫瘍を摘出します。通常、手術は腹腔鏡下で行う副腎摘出術です。 |
原発性アルドステロン症の薬物療法 |
両側性副腎過形成による特発性アルドステロン症(IHA)や、糖質コルチコイド反応性アルドステロン症(GRA)、および手術不可能な場合には、薬物療法で治療することになります。 |