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心の病気

転換性障害

 転換性障害は、かつては「ヒステリー」とか「転換型ヒステリー」と呼ばれていた精神疾患です。自分自身ではどうしようもないほど辛い、社会的、精神的な出来事に思い悩み、精神的に追い詰められることが引き金となって、身体に現れてくる身体表現性障害です。


 転換性障害では、解決不可能なストレスや葛藤、困難によって心が受けた苦痛が、無意識のうちに精神症状ではなく、身体症状に置き換えられた形で現れてくるのです。多くの場合、転換性障害は男性より女性に多いとされ、青年期から成人期初期に起こります。一生涯で1回だけ発症することもあれば、繰り返し何度でも起こることもあります。

 転換性障害の症状は、たいていは腕や脚が麻痺して動かなくなったり、声が出なくなったり、視覚、聴覚などの感覚が低下したり、身体の一部の感覚が鈍くなるなど、神経系の機能不全として現れます。また、偽発作を呈することもあります。症状は長くは続かず、2週間以内くらいでよくなります。