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心の病気

性嗜好異常

 性嗜好異常は「パラフィリア」とも呼ばれる概念で、もっと現実的な意味で書くなら、やや印象が強すぎる言葉になるけれども「性倒錯」という言葉になります。この言葉の本来的な意味合いは「生殖に結びつかない性衝動や性行動は性倒錯」という考え方です。


 筆者の個人的感想から言えば、快楽のためにセックスをしたがらない男なんていないのだから、これでは、世の中の人は全員が性嗜好異常者となってしまうので、ちょっと極端すぎます。ということで、より現実的な性嗜好異常の解釈は、「社会通念上で正常とされる性的関係や嗜好から極端に逸脱した、社会的に容認されがたい性嗜好」ということになるでしょう。

 性嗜好異常には、次に示すようないくつかの典型的パターンがあります。これらは小児期後期から思春期に近づく頃に現れて、いったん確立されると一生涯続くのが普通です。

 ・靴や下着、革製品、ゴム製品などの物品を用いて、激しい性的興奮を伴う空想や行動を繰り返す。
 ・自分またはパートナーに苦痛や痛みを与える。
 ・子供や無力な人との性交、強姦など、合意のない性交をする。

 このような性嗜好異常には「フェティシズム」「服装倒錯的フェティシズム」「小児性愛」「露出症」「窃視症」「マゾヒズム」「サディズム」など、さまざまなものがあります。