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心の病気

健忘性障害


 〔健忘性障害〕は、記憶が通常あるような物忘れとは異なるほどに失われ、社会的・職業的生活や日常生活に著しく支障をきたすようになる状態をいいます。

 〔健忘性障害〕の原因としては、頭部外傷等による一般身体疾患と、アルコール乱用などによる物質誘発性によるもの等が有名です。


 アメリカ精神医学会の『DSM-IV:精神疾患の分類と診断の手引き』によれば、健忘症発症の原因には次のような3つのタイプがあるとされます。

健忘性障害の原因
一般疾患による
健忘性障害
 病歴、身体診察、臨床検査所見で、頭部外傷を含む一般身体疾患の直接的な生理学的結果であるという証拠がある。

物質誘発性持続性
健忘性障害
 アルコール中毒やアンフェタミンなどの薬物中毒などにより誘発される障害。

特定不能の健忘性障害  原因不明の健忘症。


 一般的に、〔健忘性障害〕の発症前後の記憶が障害され、遠い記憶は保持されやすい傾向がありますが、発病を境にして、どの時点の記憶が障害されるかにより、〔前向健忘〕〔逆行健忘〕〔作話〕〔記憶錯誤〕などの種類があります。
健忘性障害の症状
前向健忘  発症以降の新しい経験や情報を記憶できなるなる健忘。

逆向健忘  発病以前に学習した記憶や情報が想起できない健忘。

作話  意図せずに記憶を補完してしまう状態。記憶の空白を埋めようと無意識に作話が生じる健忘。

記憶錯誤  意図することなく、記憶を間違って想起してしまう健忘。


 更に、健忘が一時的なものか継続的なものかによって〔一過性健忘〕と〔慢性健忘〕とに分類されます。

健忘の継続性
一過性健忘  記憶障害の持続が1か月以内の場合の健忘。

慢性健忘  記憶障害が1か月を超えて持続する場合の健忘。