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心の病気

フェンシクリジン関連障害

 〔物質関連障害〕には数多くの精神疾患があり、〔フェンシクリジン関連障害〕もそのひとつです。

 「フェンシクリジン」は、「PCP」や「エンジェル・ダスト」「クリスタル」などの名称でも呼ばれる薬剤です。

 PCPは、当初は解離性麻酔薬として開発されました。


 しかし、LSDと同様な幻覚剤に類似した性質をもっていて、ヒトに使用すると失見当識や興奮、せん妄などの作用が現れます。麻酔から覚めた時点で幻覚を伴うなどの問題もあって、現在は使用されていません。

 PCP乱用者は、パセリやミントの葉、タバコ、マリファナなどの植物にふりかけて、その煙を吸ったり、内服したり、注射することで体内に摂取します。

 PCPは、服用・摂取するとすぐに脳機能を低下させ、錯乱し見当識を失い、自分がどこに居るか、自分が何者なのか、今日がいつなのかなどが全く分からなくなります。時に人前で自慰行為をしたり、脱衣し素っ裸になったりします。暴力をふるったり、絶叫したり、不気味な笑いを浮かべたり、尿失禁をしたりなどの異常行動を呈します。

 PCPを長期連用すると、思考鈍麻、反射低下、記憶減退、欲求抑制の喪失、うつ状態、嗜眠、集中困難、けいれん、失見当識、昏睡などの症候群が現れ、脳や腎臓、筋肉などに損傷がおよびます。