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ニコチン関連障害 |
〔物質関連障害〕には数多くの精神疾患があり、〔ニコチン関連障害〕もその中のひとつです。 |
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ニコチンには強い毒性があり、強い精神的な依存性があります。ニコチンは、最終的には体内で代謝・無毒化されて「コチニン」という物質として尿中に排泄されます。 ニコチンの毒性は強く、若年者などが摂取すると、悪心、頭痛、嘔吐、発汗、顔面蒼白などの急性中毒症状を引き起こします。大量摂取すると、瞬時発作的に倒れこみ生命の危険にもおよびます。 ニコチンの慢性中毒では、強い依存性が現れ、身体各部にタバコ病と呼ばれる様々な慢性疾患をもたらします。特に、タバコによる発ガン率は極めて高く、喫煙者は非喫煙者に対して30~50倍もの高率でがんになる危険性があります。 |