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神経性頻尿 |
〔頻尿〕は排尿回数が普通より増加した状態をいい、〔尿意頻数〕とも呼ぶこともあります。 |
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頻尿の種類 |
多尿 |
糖尿病などの基礎疾患があって大量に水分を摂取したり、慢性的なコーヒーなどの飲みすぎで尿量自体が多い場合です。 |
膀胱容量の減少 |
膀胱容量の減少となる疾患には、膀胱腫瘍や骨盤内腫瘍、骨盤部外傷、妊娠などがあります。 |
下部尿路閉塞性疾患 |
下部尿路閉塞性の疾患には、前立腺肥大症や前立腺癌、膀胱頸部硬化症、尿道狭窄、尿道結石などがあります。 |
炎症性疾患 |
炎症性疾患には、急性炎症としては膀胱炎、後部尿道炎、前立腺炎などがあり、慢性炎症としては、膀胱結核や間質性膀胱炎、放射線膀胱炎などがあります。 |
〔頻尿〕のうちで夜間就寝後に尿意回数が増加するものを夜間頻尿と呼び、多くの場合、〔前立腺肥大症〕が原因となります。 誰でも試験や面接、発表会などの直前になると精神的に緊張して、突然トイレに行きたくなったりします。このような状態が日常的に続いてしまうのが〔神経性頻尿(膀胱神経症)〕です。 下部尿路や骨盤内にも器質的変化がないのに〔頻尿〕を訴えるものを〔神経性頻尿〕と呼びますが、この場合には就寝後は頻尿がなく、覚醒時のみに症状が起こる特徴があります。 このように、たびたび尿意があって日中にはよくトイレに行く人でも、夜間睡眠時には〔頻尿〕がないときは〔神経性頻尿〕の可能性が高くなります。 |