基本分野選択:HOME健康・医療館 現在:PC版スマホ版へ移動 今日の運勢館おすすめカラオケ愛唱館
sentofu体の病気心の病気医療技術医薬品健康増進栄養成分健康食品全身美容保険介護健康用語nullサイト情報


心の病気心の病気全般心の病気の分類幼児期・小児期・青年期障害せん妄・痴呆・健忘性障害一般身体疾患による精神障害物質関連障害統合失調症・他の精神病性障害気分障害不安障害身体表現性障害虚偽性障害
解離性障害性障害・性同一性障害摂食障害睡眠障害衝動制御障害適応障害パーソナリティ障害臨床的関与対象状態その他の障害
 
心の病気

離人症性障害

 〔離人症性障害〕は、自分が自分の精神過程または身体から遊離し、あたかも外部の傍観者あるいは観察者であるかのように自分自身を眺めている状態が、持続的または反復的に感じられる体験をいいます。

 〔離人症〕の患者は何らかの心的外傷があり、その症状には苦痛や苦悶を感じる結果、日常生活に支障がでたり、自殺を考えたりします。


 〔離人症性障害〕では、自分を取り巻く外界に活気を感じられないばかりか、自分が自分だという実感、自分が存在するという実感も薄れてしまいます。鏡で見る自分の姿も自分のものという実感が湧きません。

 自分があたかもロボットのように感じ、自分の住む家もまったく知らない場所のように感じます。家族や友人も見知らぬ世界の住人だと感じたり、見慣れないマシーンのように感じてしまいます。

 視覚領域の外界知覚が変容し、ものが大きく見える〔大視症〕、小さく見える〔小視症〕、歪んで見える、遠くに霞んで見えるなどが起こります。更に、不安症状・パニック・抑うつ症状・強迫的な反復思考・身体についての心配・時間感覚の障害を伴うこともあります。

 〔離人症性障害〕では、このように自分を傍観者として見ているように感じていますが、現実の吟味能力も洞察力も無傷のまま保持していて、自分が決してロボットなどではなく、傍観者でもないことに気づいています。

 〔離人症性障害〕は、通常、青年期~成人期にはじまり、症状は突然起こります。その持続期間は、数秒間のごく短いものから、数日、数年間も持続する長いものまであります。慢性的な経過を辿り、寛解と増悪を繰り返します。