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心の病気

妄想性人格障害


 著しい性格的な偏りが幼児期や青年期から長期間続いていて、その性格のために社会生活に支障をきたし、本人も悩み社会的にも問題を起こすのが〔パーソナリティ障害〕あるいは〔人格障害〕です。

 〔パーソナリティ障害〕には、クラスターA、B、Cという分類があり、〔妄想性人格障害〕はクラスターAに属しています。


 〔妄想性人格障害〕とは、通称、俗称では〔パラノイア〕とか〔偏執病〕とも呼ばれる〔人格障害〕です。

 「異常な感受性」と「異常な猜疑心」を抱き、自分を取り巻く物事を歪曲して受け止め、他人の親切も、決して友好的なものとして受け止めることはなく、しばしば敵対的や軽蔑的なものと誤解し拒絶反応などを示します。


どんな病気ですか? ◆〔妄想性人格障害〕とは、一体どんな病気なのかが分かります。
妄想性人格障害  妄想性人格障害は「過剰な感受性」と「過剰な猜疑心」に特徴があり、精神科医により「パラノイア(偏執病)」と診断される人格障害です。猜疑心が強く、嫉妬深いタイプです。人をすぐにねたんだり、疑ったり、些細なことで怒りを爆発させることがあるので、なかなか一般社会に溶け込むことができません。

 この障害の症状としては、相手が示す普通の行動に対しても極めて過剰な反応を示し、物事を歪曲して受け止めようとします。相手の友好的な行動に対しても、しばしば敵対的、あるいは軽蔑的なものと受け止め、拒絶・憤慨・不信などを強く発します。妄想性人格障害では、しばしば、頑固で理屈っぽく、論争好きで過剰な自信が強く現れます。




どんな症状ですか? ◆〔妄想性人格障害〕の症状をご説明します。
妄想性人格障害の特徴  妄想性人格障害の人は、警戒心、猜疑心、頑固、自負心の面で非常に特徴的な行動パターンを示します。他人を信用せず、常に他人に軽快心を抱きます。頑固で自分には非凡な才能が備わっていると自負する気持ちでいっぱいです。

警戒心  周囲の人は、自分を騙し、出し抜き、陥れようとしていると常に警戒し続けています。他人から親切にされても、それに疑いを持って受け止めます。また、束縛されることを恐れるために、どのような集団に属することも嫌います。他人から見ると、ユーモアが理解できない気難しくて尊大な人間だと思われます。

猜疑心  ちょっとしたことで、極めて異常な猜疑心を抱き、相手が自分を利用しようとしていると疑います。病的な嫉妬深さで他人を疑い、いったん信じ込むと、その証拠を探し続けます。

頑固  常に非友好的な態度で人と接し、頑固ですぐに口論しやすいタイプです。他人の欠点や弱みには強く攻め込みます。自分の欠点などを指摘されると、強烈に腹を立て反撃します。

 自分の権利は絶対的なものと強く意識し、その権利が侵されようものなら異常な恨みを抱きつづけます。警戒心が強すぎるために、新しい物事や事態に対しては、非常に警戒し簡単には受け入れようとしません。

自負心  自分ではどんなこともやり遂げられる非凡な才能があり、すばらしい業績を残せる能力があるという強い自負心を持っています。

 この才能をうまく発揮できていないのは、他人が邪魔するからだと妄想的な確信を抱きます。何かまずいことがあれば、「裏切られた」「だまされた」と言い張ります。