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心の病気

回避性人格障害

 著しい性格的な偏りが幼児期や青年期から長期間続いていて、その性格のために社会生活に支障をきたし、本人も悩み社会的にも問題を起こすのが〔パーソナリティ障害〕あるいは〔人格障害〕です。

 パーソナリティ障害には、クラスターA、B、Cという分類があり、〔回避性人格障害〕はクラスターCに属しています。


 〔回避性人格障害〕は、不安や恐怖感が極度に強い人格障害で〔不安人格障害〕とも呼ばれます。他人から拒絶されたり、批判を受けたり、恥をかかされることを強く恐れます。そのような危険があるなら、他人とのかかわりを避けようとします。

 本人は、このような危険を恐れるあまり、社会的活動や交流を抑制・回避し、自分に対する否定的な評価に過敏となります。自分は社会的に不適格な存在で魅力もないと思い込み、笑われたり、恥をかかされたり、嫌われたり、排除されることを恐れるのです。

 失敗することを恐れるあまり、新たなことに挑戦することなどできず、仕事でも友達との付き合いでも、責任の重いことは避け、失敗しても目立たないことばかりを選びます。

 「自分なんかふさわしくない」という感覚を持ち、例えば、たとえ機会があっても、管理職になるより平社員の方を選びます。自分が人から受け入れられるかどうかという点に過敏なのです。

 最近、よく見聞きする「不登校」や「出社拒否」などの人の多くが〔回避性人格障害〕をもっているとされています。