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心の病気

強迫性人格障害

 著しい性格的な偏りが幼児期や青年期から長期間続いていて、その性格のために社会生活に支障をきたし、本人も悩み社会的にも問題を起こすのがパーソナリティ障害、あるいは人格障害です。


 パーソナリティ障害には、クラスターA、B、Cという分類があり、強迫性人格障害はクラスターCに属しています。

 強迫性人格障害は、完全主義・完璧主義・潔癖主義であり、細かいことに極度にこだわり、完璧を求めるあまり、柔軟性や融通性がまったくなく、堅苦しく効率性がない人格障害です。

 強迫性人格障害者の性格は几帳面でありきちんとしていて、信頼もでき、頼りになるという面を持ちますが、一方で柔軟性に欠け、開放性や効率性に欠けるために、周囲の変化に対応することができません。

 まじめで、責任感も強く、いい仕事もしますが、不完全さや誤りに我慢や納得ができず、仕事を最後まで完成できないことがしばしば起こります。

 問題点をあらゆる角度から比較検討し、解決しようとするので、立派な業績をあげることも珍しくありませんが、将来起こるかも知れない責任にともなう不安感に悩まされ、素直に喜ぶことができません。また、慎重な検討をするあまり、選択肢が多くなり過ぎて決断を下すことができないこともあります。

 強迫性人格障害は次の診断基準の中の少なくとも4つの症状があるかどうかで診断されます。

 ・何がなんだか分からないくらいに小さなこと、規則、構成、予定表などにこだわる。
 ・必要以上に完璧主義にこだわりすぎて、達成できないことがある。
 ・娯楽や友人関係を犠牲にしてまで仕事にのめり込む。
 ・ひとつの道徳、倫理、価値観にとらわれすぎて、融通が利かない。
 ・特に思い出があるわけでもないのに使い古したモノや価値のないものを捨てることができない。
 ・他人が自分のやり方に従わない限り、仕事を任せることができない。
 ・自分のためにも他人のためにもお金に対してケチである。お金は将来の何時かに備えて蓄えておかなければならない。
 ・頑固である。