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〔漢方薬〕

 医薬の中で、古来より漢方薬という薬が使われてきました。

 一般の薬は、通常、化学薬品として製造されます。

 これに対して、漢方薬は天然の樹木や草から採ったいくつかの「生薬(しょうやく)」を組み合わせ調合することで作られる薬です。

 生薬とは、自然界に存在する天然の植物(草木の根、果実、きのこ等)や動物、鉱物などをそのまま使って調合される薬のことをいいます。



 漢方医学的な診察に基づいて、その人の体質、体調、病状などを総合的に判断した体の状態を「証(しょう)」という形で診断します。証とは、身体が病気とどのような戦い方をしているかを表すものとされます。

 漢方薬では、たとえ同じ病名であっても、その人の「証」により生薬の配合処方が変わる特徴があり、この点は西洋医学とは大きく異なります。

 漢方薬には自由に買うことの出来るものもありますが、通常は医師の処方箋により処方されます。


漢方薬とは何? ◆〔漢方薬〕がどんな医薬なのかご説明します。
漢方薬

 漢方医学では、患者の体質や体調、病状などを総合的に判断した体の状態を「証(しょう)」と呼んでいます。

 その証とは、その患者の身体が病気とどんな戦い方をしているかを表しているものとされます。証の表現には「陰と陽」「表の裏」「熱と寒」および「実と虚」などのものがあります。

証による患者の診断
陽と陰  基礎体力の有無により「陽」と「陰」とに分ける。

表と裏  病状の部位が表面か、内部かによる「表」と「裏」とに分ける。

熱と寒  症状が、赤く熱いか、冷えて青ざめているかによる「熱」と「寒」に分ける。

実と虚  現在体力の有無により「実」と「虚」に分ける。


 漢方での治療は、たとえ同じ病名であっても、その人の「証」によって生薬の配合処方が変わるのが特徴です。この点が西洋医学とは大きく異なります。

 漢方薬の代表的な薬に葛根湯がありますが、葛根湯には次のような7つの生薬が調合されます。調合の度合いは、その人の証に合わせて行われるわけです。

  ・葛根(カッコン)
  ・麻黄(マオウ)
  ・甘草(カンゾウ)
  ・桂皮(ケイヒ)
  ・芍薬(シャクヤク)
  ・大棗(タイソウ)
  ・生姜(ショウキョウ)

漢方薬の注意点

 漢方薬は自然の草根などを基にして調合された薬なので、絶対安全と考える人がたくさんいます。しかし、漢方薬で使用される木の根やきのこなどには、医学的に作用のある特定の成分が含まれていて、それが漢方薬として効果を発揮することから、過剰摂取したり誤って服用すれば、何らかの副作用が現れることがあります。

 また、特定の成分を含有することで、一般の医薬と併用すると、その医薬の作用を極端に強めてしまったり、あるいは弱めてしまう場合もあります。

 漢方薬だからといって、むやみに摂取してはいけませんし、副作用も起こりえることを理解しておかなくてはなりません。