RMR(エネルギー代謝率)は、〔活動時の総エネルギー代謝量〕から、〔安静時のエネルギー代謝量〕を引き去り、その結果を〔基礎代謝量〕で割って計算します。 |
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◆〔エネルギー代謝率〕の定義と計算方法をご説明します。 |
エネルギー代謝率の定義 |
人は横になって寝ていても、心臓や肺をはじめいろいろな臓器は活動し続けます。体温を保つために発熱もしていて、エネルギーを消費します。このように、目を覚ました状態で生き続けるために最小限必要なエネルギーが〔基礎代謝量〕と呼ばれます。 ![]()
このエネルギー代謝率(RMR)は、その活動・労働に要するエネルギーが、基礎代謝量に対して何倍の活動強度・労働強度になるかを表しています。 |
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エネルギー代謝率の計算 |
エネルギー代謝率は、その活動・労働のために増加したエネルギー代謝量を基礎代謝量で割ったものとして定義されますが、その具体的な計算方法として、酸素の消費量が利用されます。 |
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労働強度とRMR |
酸素必要量は、労働強度の強さに比例して増加します。軽度な労働であれば、体内での酸素消費量は呼吸により安定的に供給され続け、特別な疲労もなく長時間の労働が続けられます。この状態でのRMR(エネルギー代謝率)は、中くらいの労働強度と考えられ、大体2~4の範囲となります。
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