精神遅滞 |
幼児期・小児期・青年期に発症する障害は数多くありますが、〔精神遅滞〕もそのひとつであり、日本における正式名は〔知的障害〕となっています。 |
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「知的機能」は、いわゆる「知能検査」での「知能指数:IQ(intelligence quotient)」により測定されます。〔精神遅滞〕や〔知恵遅れ〕は、このIQ値が70以下であり、かつコミュニケーションや自己管理などに支障を来たしている状態とされます。 〔精神遅滞〕は、このような症状の発症時期が18歳未満であるものとされています。 通常、〔精神遅滞〕があると、ストレス状況によって、「引きこもり」や「自傷行為」「他者への暴力行為」などさまざまな問題行動が生じやすくなります。 〔精神遅滞〕はその程度により「軽度精神遅滞」~「最重度精神遅滞」などに分類されています。 |
精神遅滞の区分 |
軽度精神遅滞 | IQ:IQレベル50~55からおよそ70(精神年齢9~12歳未満) |
中等度精神遅滞 | IQ:35~40から50~55(精神年齢6~9歳未満) |
重度精神遅滞 | IQ:20~25から35~40(精神年齢3~6歳未満) |
最重度精神遅滞 | IQ:20~25以下(精神年齢3歳未満) |
精神遅滞 重症度特定不能 |
その人の知能が標準的検査では測定不能 (あまりにも障害がひどい、または非協力的、または幼児の場合) |