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心の病気
 

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〔注意欠陥および破壊的行動障害とは〕

 「DSM-Ⅳ-TR(アメリカ精神医学会発行の精神疾患の診断・統計マニュアル第4版)」において、〔幼児期・小児期・青年期に診断される障害〕の中で〔注意欠陥および破壊的行動障害〕という項目があります。

 〔注意欠陥および破壊的行動障害〕と呼ばれる〔精神障害〕は、大きく分けられます。

・〔注意欠陥・多動性障害〕
・〔破壊的行動障害〕


 この中で、〔破壊的行動障害〕は、更に〔行為障害〕〔反抗挑戦性障害〕および〔特定不能の破壊的行動障害〕とに分かれています。

注意欠陥および破壊的行動障害の分類
注意欠陥・
多動性障害
 注意欠陥・多動性障害は、極度な注意欠陥や他動性を特徴とする障害であり、不注意と多動性のどちらが優先的に現われるかにより、次の四つの種類に分類されています。

 ・混合型
 ・不注意優勢型
 ・多動性-衝動性優勢型
 ・特定不能の注意欠陥-多動性障害

破壊的行動障害  〔破壊的行動障害〕には、〔行為障害〕と〔反抗挑戦性障害〕および〔特定不能の破壊的行動障害〕とがあります。

 行為障害は、他人の人権や社会のルールを反復継続的に侵害する行為であり、どの時期に発症するかにより、次の三つの種類に分類されます。

 ・小児期発症型
 ・青年期発症型
 ・発症年齢不詳型

 反抗挑戦性障害は、継続的反復的に大人に拒否的反抗的態度をとり続ける障害です。

 特定不能の破壊的行動障害は、行為障害や反抗挑戦性障害の基準は満たさないものの、その状態が社会的、学業的または職業的機能面で著しい支障を引き起こす障害です。


注意欠陥および破壊的行動障害はどんな病気ですか? ◆〔注意欠陥および破壊的行動障害〕とは、一体どんな病気なのかご説明します。
注意欠陥および破壊的行動障害とは

 既にこのページ上部で述べたように、注意欠陥および破壊的行動障害は、極度な不注意や多動性を特徴とする〔注意欠陥・多動性障害〕と他人の人権や社会のルールを無視し続けるような〔行為障害〕、持続的反復的に大人に反抗的態度をとり続ける〔反抗挑戦性障害〕およびそれらのどれにも該当しないもののその状態が社会的、学業的または職業的機能面で著しい支障を引き起こす〔特定不能の破壊的行動障害〕とがあります。

 このページでは、これらの各障害の特徴などを述べますが、更に詳しい症状や原因、診断、治療法などについては、それぞれの個別ページを参照してください。

注意欠陥・多動性障害

 〔注意欠陥・多動性障害〕は、「多動性」「不注意」「衝動性」などの症状を特徴とする発達障害もしくは行動障害のひとつです。この障害は、英語で「Attention Deficit / Hyperactivity Disorder」と呼ばれることから〔ADHD〕と表記されることがあります。

 注意欠陥・多動性障害の子供は、落ち着きがなく、ごく短い時間しか集中力を保つことができません。また、集団行動も苦手であり、しばしば過剰な行動、多動性がみられます。注意力を維持することが困難なほか、時間感覚がずれていたり、さまざまな情報を集約することなどに困難を伴うなどの特徴があります。

行為障害

 〔行為障害〕は、基本的人権や社会的規範・規則・ルールを反復持続的に侵害する障害で、友達への暴行や人への虐待行為、動物への残虐行為、放火、器物破損、窃盗、虚偽、家出や登校拒否などがあります。

〔行為障害〕とは、反社会的、攻撃的、反抗的な行動を持続的に反復し、年齢相応の社会規範や規則を大きく逸脱している状態が6か月以上継続しているものをいいます。

反抗挑戦性障害

 〔反抗挑戦性障害〕は、一般的に3~8歳ころに発症する、拒絶的で反抗的、挑戦的な行動や態度を持続する障害です。

 具体的には、しばしば拒否的反抗的態度をとり、神経過敏ですぐに癇癪を起こしたり、怒りっぽく、いらいらし、執念深いなどの症状が現われます。また、大人の要求を無視したり、何事につけても口論したり、自分の失敗を他人のせいにしたり、人を故意に苛立たせたりします。

特定不能の破壊的行動障害

 〔特定不能の破壊的行動障害〕は、行為障害や反抗挑戦性障害の基準は満たさないものの、明らかな異常行為や拒絶的で反抗的、挑戦的行動や態度の持続があり、その状態が社会的、学業的または職業的機能面で著しい支障を引き起こしている場合が該当します。