アマゾン〔身体の病気〕◇耳の病気◇メニエール病 |
〔メニエール病〕は、内耳の異常により〔めまい〕などの発作が繰り返される病気です。 |
アマゾン〔身体の病気〕◇耳の病気◇メニエール病 |
〔メニエール病〕は、内耳の異常により〔めまい〕などの発作が繰り返される病気です。 |
内耳は、骨と膜の二重構造となっていて、膜の内側は内リンパ液で満たされています。何らかの原因でリンパ液が過剰となると、内リンパ水腫ができ、神経を圧迫します。 |
初期の発作では、耳の圧迫感や耳が詰まったように感じます。発作を繰り返しているうちに、激しく回転するようなめまいに襲われ、耳鳴りや難聴へと進行してゆきます。 |
◆「メニエール病」とは、一体どんな病気なのかの説明です。 |
どんな病気ですか? |
メニエール病は、フランス人医師プロスペル・メニエールが初めて提唱したことで名づけられた病気で「メニエル病」「メヌエル病」、および「メニエル氏病」などとも呼ばれています。この病気は難病のひとつとして、厚生労働省の特定疾患に指定されています。 |
◆「メニエール病」の症状の説明です。 |
メニエール病の症状 |
メニエール病の三大症状・主徴と呼ばれるのは、次の三つの症状です。
・眩暈(めまい)
これらの三大症状の他にも「吐き気」や「嘔吐」「冷や汗」「動悸」などの症状も伴いながら、耳に関係する障害がかなりの時間継続することで、これらの症状はいったんおさまっても繰り返し反復的に出現します。 |
◆「メニエール病」の原因や発症の仕組みの説明です。 |
メニエール病の原因 |
耳の内耳には、骨と膜でできた二重構造があるのですが、膜の内部はリンパ液で満たされています。このリンパ液で満たされている膜の内部には、音を感知する「蝸牛」や回転運動を感知する「三半規管」、直線運動や位置感を感知する「耳石」など、多くの器官があります。 |
◆「メニエール病」の検査方法や診断方法の説明です。 |
メニエール病の検査・診断方針 |
メニエール病の典型的な症状はめまいですが、めまいにも様々な原因や症状があり、めまいがあるからメニエール病だとは限りません。めまいの原因を詳しく調べるには、耳鼻科だけでなく、脳神経外科や神経内科、内科などの検査が必要となることもあります。
・問診 メニエール病は、初期段階で発見し治療しないと、治療が困難になるため、早期受診・早期発見・早期治療が大切となります。
|
|||||||||||||||||||
問診 |
問診では、医師が患者に対して、どのような間隔でめまいなどの発作が起こるか、めまいの症状はどのようなものか、難聴の有無、耳鳴りの有無、頭痛の有無などを詳細に訊ね確認します。 |
|||||||||||||||||||
聴力検査 |
聴力検査の方法は、一般的な聴力検査法です。静寂な部屋の中で耳に受話器をあて、周波数の異なる音をごく微弱な音からはじめ、徐々に強い音にしてゆきます。音が聞こえたらボタンを押して合図して検査する方法です。どの周波数域の音がどのくらいの音圧レベルで聞こえるかなどを検査します。 |
|||||||||||||||||||
平衡機能検査 |
平衡機能検査は、身体のバランス状態を調べる検査で、体のふらつきを見る多くの検査方法と眼の動きを見る眼振検査(目振検査)とがあります。
|
|||||||||||||||||||
内リンパ水腫検査 |
内リンパ水腫の検査には「蝸電図の検査」および「グリセロールテスト」とがあります。 |
◆「メニエール病」の治療方法の説明です。 |
メニエール病の治療方針 |
メニエール病の治療法のメインは「薬物療法」です。薬物療法で思わしくない場合には「手術療法」もありますが一般的ではありません。 |
|||||||||||||||
メニエール病の薬物療法 |
メニエール病の直接原因である内リンパ水腫に対しては、水ぶくれを軽減するために、利尿剤系の医薬を用います。その他にも、抗めまい薬、抗ヒスタミン剤、精神安定剤、ビタミン剤などが使われます。
|
|||||||||||||||
メニエール病の手術療法 |
メニエール病は、厚生労働省により難病に指定されている病気で、完治は困難な病気です。医薬療法で、めまい発作の頻度を減らしたり、症状を軽くすることはできますが、難聴の進行は止められないことが起こります。
・薬物療法で、めまいが止まらない場合。 |
|||||||||||||||
メニエール病の生活改善 |
メニエール病に罹ってしまったときの日常生活の心構えとして、次のような点に注意しましょう。
・ストレスを溜めないように、心身のリフレッシュに努める。 |