アマゾン〔身体の病気〕◇脳・神経の病気◇ |
脳の病気である脳血管障害や神経の病気を細かく分類すれば、次のようなものになります。 |
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・脳梗塞(脳血栓、脳塞栓) |
・てんかん |
脳血管障害と呼ばれる脳の病気は、突然発作的に起こり倒れこむことが多く、そのような状態を古来より「脳卒中」と呼んでいます。脳血管障害には、脳血管の閉塞性のものと、脳血管からの出血性のものとがあり、右の表のように分類されます。 |
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これらの病気が発作的に発症し倒れると、意識障害、運動障害、言語障害などが起こり、手当てが遅れれば生命の危険が極めて大きくなります。早期治療で一命を取り留めても片麻痺や失語症、寝たきりなどの後遺症が残るのが普通です。 |
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脳血管障害での年間死亡者数は約130万人で、脳梗塞での死者が63%、脳出血での死者が23%、クモ膜下での死者が10%を占めています。平成12年度の原因別死者数の割合を%で表した統計値を示します。 |
◆脳・神経の病気には、こんな病気があります。 |
脳梗塞(脳血栓) |
脳梗塞は、血栓(血の塊)によって脳動脈が詰まり、それより先の脳細胞の働きが損なわれる病気です。脳自体の動脈硬化が原因で出来た血栓が詰まる場合を脳血栓といいます。 |
脳梗塞(脳塞栓) |
脳梗塞は、血栓(血の塊)によって脳動脈が詰まり、それより先の脳細胞の働きが損なわれる病気です。 |
高血圧性脳内出血 |
高血圧性脳内出血は、脳内にできた小さな動脈瘤が破裂して脳内に出血し、意識障害や麻痺などの症状を起こす病気です。 |
くも膜下出血 |
脳の表面は、外側から硬膜、くも膜、軟膜という三つの膜で覆われています。くも膜と軟膜の間には隙間があり、脳の動脈が網の目のように走っています。 |
慢性硬膜下血腫 |
脳の表面は、外側から硬膜、くも膜、軟膜という三つの膜で覆われています。この内、硬膜の内部にじわじわと血液が溜まるのが慢性硬膜下血腫と呼ばれる病気です。 |
緊張型頭痛 |
頭痛には、特別な理由がなく慢性的に起こる機能性頭痛と、頭蓋内外に器質性の病気や外傷があることで起こる症候性頭痛とがあります。 |
片頭痛 |
特別な病気や外傷がないのに、額やこめかみの片方だけに起こる慢性的頭痛を片頭痛といいます。 |
三叉神経痛 |
顔面の感覚を脳に伝える三つの神経、眼神経、上顎神経、下顎神経を三叉神経といい、このうちのどれかの神経に非常に強い痛みを感じる神経痛を三叉神経痛といいます。 |
てんかん |
てんかんは、脳内でなんらかの電気的ショックが発生し脳の神経細胞が異常に興奮し突然発作が起こる病気です。 |
アルツハイマー病 |
アルツハイマー病とは、βアミロイド蛋白と呼ばれる異常な蛋白質が脳全般に蓄積するために、脳の神経細胞が変性し脱落してしまう脳の病気です。 |
パーキンソン病 |
手足が震え、筋肉がこわばり、動作の開始が困難になり、バランスを崩すと姿勢を元の状態に戻せなくなるという4つの症状を持つ病気がパーキンソン病です。 |
本態性振戦 |
本態性振戦とは、何かの動作を始めようとしたり、一定の姿勢を保とうとすると、体が震える病気です。 |
もやもや病 |
大脳へ血液を送る頚動脈が頭の中で閉塞したり、狭窄したりするために、脳の深い部分の細い動脈が新たに異常に多く作られます。 |
未破裂脳動脈瘤 |
脳の内部で動脈の一部がコブのように膨れている状態を未破裂脳動脈瘤といいます。 |