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〔中毒〕

 人体に対して有毒な物質が許容量を超えて体内に取り込まれることにより、生体の正常な機能が阻害されることを〔中毒〕といいます。

 伝染病や尿毒症などのように体内で生成された毒素によっておこる中毒を〔自家中毒〕とか〔内生中毒〕と呼び、外部から有害物質が体内に取り込まれておこる中毒を〔外生中毒〕と呼びます。


 中毒の発症の仕方として、〔食中毒〕や強力な毒物の取り込みによる〔急性中毒〕と、有毒な化学物質がごく少量ずつ体内に取り込まれておこる〔慢性中毒〕とがあります。

 また、体内に取り込まれる物質によってさまざまな中毒がおこりますが、これらは、物質中毒、薬物中毒、アルコール中毒、麻薬中毒などと分類されます。

 中毒がおこると、痙攣や呼吸困難、腹痛、下痢、嘔吐、発汗などの症状が現れます。


 中毒では全身が万遍なく不調になるばかりでなく、特定の臓器に被害が集中するものもあります。どの中毒においても、原因物質の量などが多ければ死亡する確率は非常に高くなる恐れがあります。


中毒の種類 ◆中毒の種類にはこのようなものがあります。
中毒の種類

 中毒の種類は大きな分類として次のようになります。

 ・食中毒
 ・有毒生物中毒
 ・アルコール中毒
 ・有害物質中毒
 ・有害ガス中毒
 ・ニコチン中毒

主な中毒の種類
食中毒

 ・きのこ中毒
 ・カキ中毒症
 ・貝中毒
 ・フグ中毒

有毒生物中毒

 ・ヘビ毒
 ・クラゲ毒
 ・サソリ毒
 ・イソギンチャク毒
 ・ヒトデ毒
 ・海ヘビ毒
 ・節足動物毒
 ・毛虫皮膚炎

有害物質中毒

 ・有機水銀中毒
 ・カドミウム中毒
 ・イタイイタイ病
 ・有機リン中毒
 ・ベリリウム中毒
 ・リン中毒
 ・ひ素色素沈着
 ・有機溶剤中毒
 ・硫化水素中毒
 ・硫酸中毒
 ・砒素中毒
 ・殺鼡剤中毒
 ・農薬中毒
 ・金属中毒  ・アニリン中毒
 ・水酸化カリウム中毒
 ・水酸化ナトリウム中毒

有害ガス中毒

 ・サリン中毒
 ・一酸化炭素中毒
 ・塩酸中毒
 ・塩素ガス中毒
 ・催涙ガス中毒
 ・二酸化炭素中毒
 ・二酸化硫黄の毒作用
 ・ホルムアルデヒドガス中毒
 ・フッ素中毒
 ・窒素酸化物の毒作用
 ・ハロゲン系殺虫剤の毒作用
 ・パラコート中毒
 ・シアン化水素中毒
 ・アフラトキシン中毒

アルコール中毒

 ・メチルアルコール中毒
 ・イソプロピルアルコール中毒
 ・エチルアルコール中毒

ニコチン中毒

 ・タバコ誤飲
 ・急性ニコチン中毒
 ・毒物誤飲



こんな病気があります ◆中毒の病気には、こんな病気があります。
食中毒

 食中毒は、有害、有毒な微生物や化学物質、毒素などを含む飲食物を摂取することにより発生する、下痢や嘔吐、発熱などの病状を呈するものの総称です。

 食中毒には、フグ料理での中毒や赤痢菌での中毒、大腸菌での中毒など多くのものがあります。

アルコール中毒

 アルコール中毒はアルコール依存症ともいわれる薬物依存症の一種で、飲酒による精神的、肉体的な効果に強く拘わったり、囚われてしまい、自らの意思では飲酒行動を制御できなくなった状態をいいます。アルコール中毒になると、強迫的に飲酒を繰り返すようになります。

 急激、かつ大量のアルコールを飲むことで発生する中枢神経障害を急性アルコール中毒といいます。

 短時間に大量の飲酒をすると、気分が悪くなったり歩行困難になったりします。更に量が多くなると意識が混濁したり、昏睡状態を経て死にいたることもあります。アルコールを飲みなれていない人の一気飲みなどは極めて危険です。

ニコチン中毒

 タバコによるニコチンの摂取を続けていると、ニコチン受容体に異変がおこり、ニコチンを渇望するようになる。これがニコチン中毒あるいはニコチン依存症です。

 ニコチン中毒に陥っている人は、喫煙でリラックスできると考えていますが、現実には、喫煙によってニコチン離脱症状を一時的に緩和しているにすぎません。

一酸化炭素中毒

 炭素を含む物質を燃焼させると二酸化炭素が発生しますが、酸素の供給量が不十分だと不完全燃焼がおこり一酸化炭素が発生します。一酸化炭素は強い有害物質で、これを吸い込むと一酸化炭素中毒になります。

 一酸化炭素中毒では、意識はしっかりとあるのに体が動けなくなる特徴があり、火災などの場合、逃げ出すことができなくなる恐ろしい中毒です。

麻薬・精神変容薬

 薬物中毒あるいは薬物依存症は、物質に対する依存症の一つで精神疾患の一つでもあります。

 麻薬や覚せい剤による依存症が、典型的な薬物中毒となります。この状態が続くと、身体的にも精神的にもボロボロになり、最終的には廃人になってしまいます。

熱中症

 炎天下や高温多湿環境下で運動や作業をしていると、著しい脱水症状がおこり、ショックや意識障害、全身の痙攣などが起こります。このような症状を熱中症といいます。

 熱中症になると、発汗も止まり、体温が41度以上に上昇することもあり、生命の危険が大となります。緊急に体を冷やしたり水分を与えたりの処置が必要です。