アマゾン〔身体の病気〕◇耳の病気◇突発性難聴 |
〔突発性難聴〕は、特別な原因も予兆もなく、ある朝目を覚ましたら突然耳が聞こえない、あるいは聞こえにくくなるような病気です。 |
アマゾン〔身体の病気〕◇耳の病気◇突発性難聴 |
〔突発性難聴〕は、特別な原因も予兆もなく、ある朝目を覚ましたら突然耳が聞こえない、あるいは聞こえにくくなるような病気です。 |
突発性難聴では、半数程度の場合に、めまいの症状が起こり吐き気や嘔吐を伴います。めまいの症状は、多くの場合に 2~3日ほどで消えますが、難聴と耳鳴りはそのまま続きます。 |
突発性難聴は、一刻も早く治療することが肝心で、治療を開始せずぐずぐずしていると、病状が固定化し治療しても回復不可能となってしまいます。 |
◆「突発性難聴」とは、一体どんな病気なのかの説明です。 |
どんな病気ですか? |
突発性難聴の特徴は、ある日突然、特別な原因も予兆もなく突発的に難聴の症状が発生することです。通常は片側の耳だけに難聴が発生します。発症以前に何らかの耳の病気を経験したことのないごく普通な健康な人に突然起こります。 |
◆「突発性難聴」の症状の説明です。 |
突発性難聴の症状 |
突発性難聴の主症状は、突然に片方の耳だけが聞こえなくなる、あるいは聞き難くなることです。また、副症状として、耳鳴りや耳の閉塞感(閉耳感、耳が詰まった感じ)、めまい、吐き気、嘔吐などを生じます。
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◆「突発性難聴」の原因や発症の仕組みの説明です。 |
突発性難聴の原因 |
突発性難聴の発生原因は、現在のところよく分かっていませんが、脳内の「めまいと聞こえの神経」である第8脳神経に限局して発症していることから、有力なものとして「内耳循環障害」や「ウイルス感染説」などの説があります。さらに、ストレスや生活習慣が何らかの原因になっているかも知れないとの説もあります。
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◆「突発性難聴」の検査方法や診断方法の説明です。 |
突発性難聴の診断 |
厚生労働省研究班では突発性難聴の診断基準として、主症状、副症状の全部の事項を満たすものを「確実例」、主症状の「突然の難聴」と「高度な感音難聴」を満たすものを「疑い例」と定めています。
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◆「突発性難聴」の治療方法の説明です。 |
突発性難聴の治療方針 |
突発性難聴は、進行速度がとても速いので、発症したら、即日、あるいは数日以内に治療を開始しないと、その後の治療は極めて困難となります。ぐずぐずしていて、二週間以上、特にひと月も放置すれば、難聴などの症状が固定化してしまい、最早治療効果は期待できなくなります。どんなに遅くても、発症後2週間が症状の回復を期待できる限度です。 |
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内耳循環障害改善の薬物療法 |
内耳循環障害の改善を目的とするいくつかの「薬物療法」の他に、「高気圧酸素療法」「星状神経節ブロック注射」などの療法もあります。
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ウイルス感染対応の薬物療法 |
ウイルス性内耳障害改善を目的として用いる薬物は、ステロイド剤(副腎皮質ホルモン剤)です。ステロイド剤の抗炎症作用により、ウイルス性内耳障害の改善が期待できます。 |
◆「突発性難聴」の予後の説明です。 |
突発性難聴の予後 |
突発性難聴は、発症直後に適切な治療を行えば、少なくとも日常生活に支障をきたさない程度の改善は期待できますが、完治はとても困難で何らかの後遺症が残る場合が多くなります。
治療開始が発症後2週間以上の場合や、発症時の平均聴力レベルが非常に悪く90dB以上の高度難聴の場合、回転性のめまいを伴う場合、および高齢者での場合には、一般に予後は不良です。 |
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生活習慣の見直し |
突発性難聴の日常生活面での関与因子として、肉体的疲労や精神的ストレスなどがあるとされています。安静を保ち、ストレスを受けないような日常生活に心がけることが必要です。 |