基本分野選択:HOME健康・医療館 現在:PC版スマホ版へ移動 今日の運勢館おすすめカラオケ愛唱館
sentofu体の病気心の病気医療技術医薬品健康増進栄養成分健康食品全身美容保険介護健康用語nullサイト情報


 
体の病気体の病気全般心臓・血管脳・神経呼吸器消化器内分泌・代謝腎臓・泌尿器骨・関節・筋肉血液・造血器皮膚目
耳鼻歯・口腔アレルギー膠原病感染症中毒がん女性の病気男性の病気子供の病気生活習慣病  
体の病気
 

信号様式GIFアニメ アマゾン 信号様式GIFアニメ

 

〔血液・造血器の病気〕

赤血球性疾患

(サラセミア)


 血液中にあって全身に酸素を運搬する赤血球中のヘモグロビンたんぱく質を形成する遺伝子に異常があると、骨髄内で正常な赤血球が産生できなくなります。

 異常なヘモグロビンを持つ赤血球は脾臓で次々と破壊されてしまうために貧血が起こりますが、これを〔サラセミア〕と呼びます。

 サラセミアは、地中海沿岸に多く発症するので、地中海貧血や地中海性貧血とも呼ばれます。


 ヘモグロビンを構成するポリペプチド鎖にα鎖とβ鎖とがあり、どちらの鎖が生成できないかにより、次の二つに分類されます。

 ・αサラセミア
 ・βサラセミア


 更に、異常遺伝子を1つだけ有する軽症型サラセミアと、2つ有する重症型サラセミアに分けられます。  軽症型αサラセミア、軽症型βサラセミアでは軽度の貧血以外には特別な症状は現れません。

 重症型サラセミアでは、中等度~重度の貧血症状がみられ、異常赤血球が脾臓で崩壊される血管外溶血により黄疸や脾腫を呈します。特に重症型βサラセミアでは、重い貧血症状が起こり、黄疸や皮膚潰瘍、胆石、脾腫がみられることがあります。