◆「胆嚢炎」とは、一体どんな病気なのかの説明です。 |
どんな病気ですか? |
胆嚢は、肝臓から分泌される胆汁を一時的に蓄え、濃縮する臓器です。胆汁成分には、胆汁酸、リン脂質、コレステロール、胆汁色素が含まれます。
・急性胆嚢炎
最も多く原因となる細菌は大腸菌です。直接的な原因は細菌感染ですが、胆嚢炎の発症には胆石症や胆汁の流出障害も関与しています。 |
◆「胆嚢炎」の症状の説明です。 |
胆嚢炎の症状 |
急性胆嚢炎では、初期症状として、次のような症状が出現し半日くらい続きます。
・右脇腹の激痛
これらの症状の他に吐き気、嘔吐を伴うこともあります。症状は、通常、一週間ほどで自然治癒します。 |
◆「胆嚢炎」の原因や発症の仕組みの説明です。 |
胆嚢炎の原因 |
急性胆嚢炎の主な原因は胆石症です。胆石が胆管に蓄積し、閉塞することで炎症が起こります。胆石保持者では、この危険性が大です。 |
◆「胆嚢炎」の検査方法や診断方法の説明です。 |
胆嚢炎の診断 |
急性胆嚢炎、慢性胆嚢炎の診断は、胆嚢炎を示す血液検査の結果などに基づいて行われます。特に白血球数の増加があると感染の疑いが高くなります。 |
◆「胆嚢炎」の治療方法の説明です。 |
胆嚢炎の治療 |
急性胆嚢炎でない場合は、絶飲食し、電解質と水分を体に点滴し、抗生物質を投与することで治癒することが多いです。しかし、炎症が再発する場合や、無石胆嚢炎、急性胆嚢炎では、原則として胆嚢を摘出します。 |