介護保険施設には、次のような三つの施設があり、合わせて「介護3施設」と呼ばれることがあります。 ・「介護老人福祉施設(従来の特別養護老人ホーム)」 ・「介護老人保健施設」 ・「介護療養型医療施設」 「介護老人福祉施設」は、従来の「特別養護老人ホーム」で、介護保険を利用できるという指定を受けた施設です。 介護老人福祉施設では、日常生活上の介護サービスを受けることができます。施設には、軽費老人ホーム、老人デイサービスセンター、老人短期入所施設、老人介護支援センター、特別養護老人ホーム、養護老人ホーム、老人福祉センターなど多くの種類があります。 |
「介護老人保健施設」は、「老健(ろうけん)」とも呼ばれており、介護を必要としている高齢者の自立を助けて、家庭で生活していけるように、介護予防を含めた教育や啓発活動など幅広い活動を通じて、在宅ケア支援の拠点となることを目指します。 「介護療養型医療施設」は、介護とともに医療も必要な高齢者が利用する療養病床です。この施設では、療養上の管理や看護、医学的な視点からの介護、日常生活上の世話、リハビリなどを行います。 介護保険福祉施設を利用する場合、施設サービス費の他、栄養管理や機能訓練、療養食、在宅復帰支援、外泊、退所時相談指導などの加算費用も含めた全費用の9割は介護保険から支払われ、自己負担は1割だけとなります。 しかし、個室代、水道光熱費などの居住費や食費、理美容や洗濯・日用品などの日常生活費、特別食などの特別サービス料は全て自己負担となります。 |
◆〔施設サービス〕の概要をご説明します。 |
施設サービスの種類 |
既にご紹介したように、施設サービスの介護給付の対象項目には、次のようなものがあります。ここではこれらの各項目ごとの概要をご説明します。
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施設サービス |
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