基本分野選択:HOME健康・医療館 現在:PC版スマホ版へ移動 今日の運勢館おすすめカラオケ愛唱館
sentofu体の病気心の病気医療技術医薬品健康増進栄養成分健康食品全身美容保険介護健康用語nullサイト情報


 
保険介護保険介護全般健康保険介護保険老人福祉医療制度  
保険介護

〔介護保険施設サービス〕

 
 介護保険では、要介護1~5ランクに認定された人に対して、介護保険施設に入所して介護サービスを受けるサービスがあります。

 このようなサービスを行う施設は総称として「介護保険施設」と呼ばれています。




 介護保険施設には、次のような三つの施設があり、合わせて「介護3施設」と呼ばれることがあります。

 ・「介護老人福祉施設(従来の特別養護老人ホーム)」
 ・「介護老人保健施設」
 ・「介護療養型医療施設」

 「介護老人福祉施設」は、従来の「特別養護老人ホーム」で、介護保険を利用できるという指定を受けた施設です。

 介護老人福祉施設では、日常生活上の介護サービスを受けることができます。施設には、軽費老人ホーム、老人デイサービスセンター、老人短期入所施設、老人介護支援センター、特別養護老人ホーム、養護老人ホーム、老人福祉センターなど多くの種類があります。

 「介護老人保健施設」は、「老健(ろうけん)」とも呼ばれており、介護を必要としている高齢者の自立を助けて、家庭で生活していけるように、介護予防を含めた教育や啓発活動など幅広い活動を通じて、在宅ケア支援の拠点となることを目指します。

 「介護療養型医療施設」は、介護とともに医療も必要な高齢者が利用する療養病床です。この施設では、療養上の管理や看護、医学的な視点からの介護、日常生活上の世話、リハビリなどを行います。

 介護保険福祉施設を利用する場合、施設サービス費の他、栄養管理や機能訓練、療養食、在宅復帰支援、外泊、退所時相談指導などの加算費用も含めた全費用の9割は介護保険から支払われ、自己負担は1割だけとなります。

 しかし、個室代、水道光熱費などの居住費や食費、理美容や洗濯・日用品などの日常生活費、特別食などの特別サービス料は全て自己負担となります。

施設サービスの概要 ◆〔施設サービス〕の概要をご説明します。
施設サービスの種類

 既にご紹介したように、施設サービスの介護給付の対象項目には、次のようなものがあります。ここではこれらの各項目ごとの概要をご説明します。

 ◆施設サービス

・介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
・介護老人保健施設(老人保健施設)
・介護療養型医療施設

施設サービス

施設サービスの介護給付
介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)  特別養護老人ホームは、身体上、または精神上、著しい障害があり、介護保険で要介護とされた人が利用可能な、「老人福祉法」上の老人福祉施設の中のひとつ(社会福祉施設)で、通常「特養」と呼ばれています。

 一方で、介護保険制度の発足により、この施設(特別養護老人ホーム)は、「介護保険法」上では、「介護老人福祉施設」と呼ばれます。

 介護老人福祉施設は、介護保険で要介護と判定を受けた方が入所する施設で、食事や入浴、排泄などの日常生活の介護、機能訓練、健康管理及び療養上のサービスを利用できる介護施設です。

介護老人保健施設(老人保健施設)  介護老人保健施設は、利用者の自立した生活を営むことを支援し、明るい家庭的な雰囲気の中で、地域や家族との結びつきを目指す施設で、「ろうけん」とも呼ばれています。

 介護老人保健施設では、介護を必要とする高齢者や家族が、快適に自分らしい日常生活を送れるように支援して、家庭で生活できるように支援する施設です。

介護療養型医療施設  要介護1以上の人を対象にした医療施設で、介護保険施設にある「介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)」や「介護老人保健施設」よりも手厚い医療が受けられる施設です。

 尚、この施設は、平成24年3月を目処に廃止される見込みです。その後は、38万床ある療養型病床のうち、15万床程度は医療型の療養病床に、23万床が介護老人保健施設やケアハウス等居住系サービスへ転換すると見られます。